東電副社長“事故は人災”


皷紀男。逃げるわけにはいかない立場。
それでも「人災」に踏み込んだのは立派。
というか、これを「YESかNOか」的に質問した住民エライ、するどい。
考えて言ったのか、雰囲気に呑まれてしまったのか、決意のうえなのか、わからない。
確実に言えるのはカツマタに怒られまくっているだろうということ。
人災=東電の失策→解体論
だからね。
でも東谷さんが言う意味も含めて何らかの意味で「人災」なのは明らかだし、「天災」と言ってしまったら今後の原子力政策全体にとってすごいダメージを与えることになる。

東電副社長“事故は人災”
5月1日 4時14分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110501/t10015651011000.html
東京電力の皷紀男副社長は、原発事故で計画的避難区域に設定された福島県飯舘村を訪れ、住民に謝罪したうえで、事故について「個人的には人災だと思う」と述べました。
飯舘村は、原発事故で計画的避難区域に設定され、6000人余りのすべての住民が今月下旬までに避難するよう求められています。先月30日、飯舘村を訪れた東京電力の皷紀男副社長は、集まったおよそ1000人の住民を前に「今回の事故で村の全域が避難しなければならなくなったことを、深くおわび申し上げます」と謝罪しました。続いて住民から質問が相次ぎ、この中で「今回の原発事故は人災か天災か」と問われたのに対し、皷副社長は「個人的には人災だと思う」と答えました。このほか住民からは「本格的な補償を迅速に行うべきだ」とか「謝罪の気持ちが十分伝わってこない」といった発言が相次いでいました。住民への説明のあと、皷副社長は報道陣から「人災」という発言の真意を聞かれて、「原発事故は想定外だったという意見もあるが、飯舘村の皆さんのことを考えると、個人的には想定外のことも想定しなければならなかったと思い、そのように発言した」と述べました。

皷紀男
昭和21年8月11日
早稲田大学 法学部卒業
昭和44年4月 当社入社
平成14年6月 当社理事立地地域本部立地部長兼環境部
平成15年6月 当社取締役立地地域本部副本部長
平成16年6月 当社常務取締役原子力・立地本部副本部長
平成18年6月 当社常務取締役
平成18年12月 当社常務取締役原子力・立地本部副本部長
平成19年6月 当社取締役副社長原子力・立地本部副本部長(現)
http://www.ullet.com/%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E9%9B%BB%E5%8A%9B/%E5%BD%B9%E5%93%A1