「リベラルvs愛国」というステレオタイプ報道をやめろ

 
漏れは普段は日経しか読んでいない。
ときどきいく定食屋で読売、喫茶店ではあるだけの新聞を読むというパターン。
今日たまたま朝日を読んだら「声」欄に興味深い署名投稿を発見した。
以下メモ。
 

大沼保昭(東大大学院教授・国際法?)の2月12日朝刊8面投降
http://www.j.u-tokyo.ac.jp/~onuma/
 
世論調査では日本人であることに満足が90%、愛国心ありが80%、先の大戦を反省80%。
「反省するリベラル=非愛国主義者」vs「反省は恥ずべき自虐と見る愛国主義者」という構図は虚構。
マスコミに注文。
(1)「リベラルvs愛国主義」というステレオタイプで煽るのはやめろ。
(2)海外メディア特派員は上記日本の状況を正確に報じろ。

 
朝日らしくないというか、おもいっきり朝日的政治宣伝を否定している投稿だった。
著者は「アジア女性基金」理事とかやっていたリベラルエリート。
朝日内部で路線転換(冷戦サヨク路線からポスト冷戦世界標準左派路線へ)が行われている証拠?
 
ちなみに今日の朝日ではもう一つ収穫。
アイリス・ヤマシタが「ひと」欄にでていた。
ウェブデザイナーの40歳、日系2世の小太りおばちゃんだった。
お母さんは存命だが父は日本軍で戦死。戦後移民らしい。(父は医者でフルブライト留学組でした)
思った通りだけど、WWⅡに関する知識無しの状態から「硫黄島からの手紙」の脚本を書いたらしい。
処女作抜擢退社作家専念。うらやましいね。
もっとも漏れは彼女の脚本は「日本人はファシストに脅迫されてやむなく米国と闘った」という虚構が前提となっているので否定的。日系二世ではその辺が限界なのかも。