集中講義!アメリカ現代思想―リベラリズムの冒険

   

集中講義! アメリカ現代思想 リベラリズムの冒険 (NHKブックス)

集中講義! アメリカ現代思想 リベラリズムの冒険 (NHKブックス)

          
仲正昌樹といえば、元原理研世界日報記者で『諸君!』によく書いている45歳童貞なんだが、漏れはこういうぶっちゃけトークができる人は好きだ。(笑)彼はニッポンサヨクを思いっきり軽蔑しているのだが、世界標準のサヨクを知っているからそう思うのだろうなあ。ニッポンサヨク(ニッポンウヨクも)は内弁慶な奇形種だからな〜。サヨク諸君は目の前の仲正を否定しても仕方ないのだ。彼は単に世界標準のメガネで批判しているだけなんだから。でもそれでジジイ/ババアになるまで生きてきちゃった人は大変だ。まじめに考えれば考えるほど自分のアイデンティティを危機に晒すことになるものなあ。
    
で、この本はとっても便利な教科書だ。リベラルの歴史を「自由の共和国」として始まったアメリカが自らの理想主義の自己同着に直面し、そこから革命の理念を救出せんと苦闘するストーリーとして描いている。(内容についてはまた)