天皇陛下万歳

   
日本の大地の祭司王が永久に繁栄せんことを!!
 
漏れの皇室理解は、佐藤優に近い。権力と権威の分離による政治の硬直化の回避。それは多様性の補償であり、民族求心軸としての反侵略の担保だ。
そもそもサヨクは32テーゼで思考停止しているが、ニコライ二世のみじめな晩年とロシア官僚制のソ連での延命は絶対君主=司令塔であることを否定している。
それはまさしく『裏切られた革命』でトロツキーが声を枯らして警告した段階で、破棄されるものなのに!まったく。
むしろ戦後の反皇室運動は、大衆社会化にともなう嫉妬に支えられた、社会病理現象に過ぎない。(ただし、それは皇室が存続すべきという結論を導かないが)
 
漏れは「社会が存在すること」を自明視しない地点から考える。それは「人を殺すことは悪であると誰もが了解する」ことを自明視しないことと同値だ。
そこから出発してコラプサー縮減装置として、皇室を再評価するに至った。
いうまでもなく皇室は伝統や歴史などという抽象物よりずっと具体的であり論争的であり言ってみれば可視化されたゲームのルールそのものなのだ。
なお、ここでいうコラプサーは長沼伸一郎さんから学んだものである。
 
しかしある意味でこの結論は日本人は魂の深いところで知っているのだと思う。
漏れの場合、不自然に前頭葉を経由して言葉と論理を必要としただけだ。