さらば、デフレ不況 -日本を救う最良の景気回復論
- 作者: 廣宮孝信,三橋貴明
- 出版社/メーカー: 彩図社
- 発売日: 2010/03/02
- メディア: 単行本
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廣宮さんというのはチャンネル桜でコチコチになっていた童顔の人だよね。
http://blogs.yahoo.co.jp/eishintradejp
いまや自民党参議院候補者にまでなりあがってしまった三橋さんの盟友でおもに欧州情勢からインタゲ論を展開している。
そして廣宮ー三橋ともリチャード・クー氏のバランスシート不況論を大きな論拠としている。
で、この全員を完全否定しているのが池田信夫先生というわけ。
この構図で漏れはこの数年迷いまくっているのだ。
どっちが正しいの?
アカデミックな議論ではどうも池田先生に分がありそうなんだけど、池田さんの論拠は英米圏の学者の誰それが証明している、てのが多くて原典にあたれない漏れとしては判断に使えないわけ(´Д⊂ヽ
だから三橋ー廣宮ーリチャードラインからの反論を期待しているんだけど、誰も出さないんだよなあ。。。
つうか池田理論は自民〜民主時代を通じて財務省傀儡大臣の公式見解なんだから、ラスボスそのものだよね。
なので、三橋ー廣宮ーリチャードが持論を世論に訴えるなら、まずこの正面の敵を分かりやすく否定しなければならない。
でも、それがないんだよ。
これじゃ、言いっぱなし、書きっぱなし、の凡百経済評論家に埋もれちゃう。
しかも三橋さんの既刊とおなじことの繰り返しじゃ意味なし。
追記)
と思ったら兵頭さんもまさに同じことを書いていた。
(2010年3月3日付日記)
『さらば、デフレ不況』という新著(三橋氏とのご共著らしい)を本日拝領いたしました。御礼申し上げます。
まだ目次だけのナナメ読みですが、廣宮さんの前著『国債を刷れ!』を既読の人には、目新しい衝撃的な内容ではなさようですね。
この時期にせっかくこの主張をあらためて反復されるというのであれば、おふたかたには是非、池田信夫氏の主張が間違っているという反駁を当方のようなトーシローの前に明示してみせて欲しかったと思うのですけども、それがどこかにあるのかないのか即座にわかりませんのが、いささか遺憾であります。大衆は水掛け論合戦にどこまでも付き合う集中力をもっていないと思います。
http://sorceress.raindrop.jp/blog/