財政破綻論vs積極財政論




日本よ、今...闘論!倒論!討論!2010
【経済討論第15弾!2011年 どうなる!?日本と世界経済の行方】(2) / 3
 
★平成22年12月11日 公開★
歴史、政局、安全保障、外交などなど、日本の直面している課題や時局のテーマについて、深く、鋭く斬り込んでいく「闘論!倒論!討論!」。チャンネル桜ならではの粒揃いの論客達による討論を、週末の夜にじっくりとお楽しみください。
 
◆経済討論第15弾!2011年 どうなる!?日本と世界経済の行方
 
パネリスト:
小黒一正(一橋大学経済研究所准教授)
小山和伸神奈川大学経済学部教授)
田村秀男(産経新聞社特別記者・編集委員論説委員
三橋貴明(作家・経済評論家)
宮崎正弘(作家・評論家)
司会:水島総

ついに財政破綻論者がチャンネル桜経済討論に登場!
よく小黒さん出演する気になったね。
これは刮目せざるを得ない。
 
小黒さんの論点は明快。
・民間の資産と政府の資産は別
・日本が債権国だといっても政府の債務を償還できるとは限らない
・なぜなら徴税の限界があるから
・限界を超えたときハイパーインフレが発生し破綻する!
 
これに対して、三橋さんから適切なつっこみ。
通貨発行権はどうなるの?
 
それに小黒さんはスルー。
勝負あったね。
 
誰の言葉か忘れたが「国際は長期的には徴税と同じ」だ。
だから直接徴税しなくても間接的に債務を減額できる。
大きな意味での徴税の限界などないのだ!
国債発行による財政支出でインフレ率が上がり名目政府債務は減少し国債発行の必要がなくなり調整は終了する。
実にシンプル。
 
小黒さんはなおも続ける。
・インフレできればそれに越したことはない
・しかし経済成長したとしても債権を返せない、とマンキューが言っている!
・経済が改善しても必要な社会保障改革を先送りしてはならない
だが、三橋さんは「経済成長+インフレ」で償還と主張しているのだから反論になっていない。
しかも三橋さんはインフレ傾向になれば増税もありうべしとまで言っている。
最後には小黒さんは
団塊世代の食い逃げを許すな!
と言っていたけど、結局それに尽きるね。それならよく分かる。
団塊世代の水島社長が同意して議論は終了(笑)