SPACE BATTLE SHIP ヤマト


TBSという時点で不安を感じていたが、案の定だったかwww
山崎貴監督とはいえ、もはや見に行く気は失せた・・・
 
追記)
だいたい"SPACE BATTLE SHIP"ってなんだよ(笑)
英語覚え立ての中学生じゃないんだからさ〜なんの意味があって横文字にするわけ?
英語圏では"Star Blazers"だったよね
「戦争」を描きたくないから「敵」を無くして「戦艦」という言葉も封印したんじゃねえの?!
だったら最初から映画化すんなよ〜〜〜 
追記)
そういえばヤマトばっかり注目されるけど、あの載せている戦闘機「コスモゼロ」=ゼロ戦なんだよね〜

ヤマト、発進せず。アニオタが観た”SPACE BATTLE SHIP”
(アニヲタ保守本流
http://d.hatena.ne.jp/aniotahosyu/
(略)
★3-2 大和がヤマトである理由をもう一度考えよう
 
 まず、宇宙戦艦ヤマトは、当然の如く第二次大戦末期に九州は坊ノ岬沖に沈んだ超弩級戦艦大和を海底にて宇宙戦艦に改修したものがベースの設定になっているわけである。この理由をもう一度考えてみるべきではないのか。それは、原作者・西崎義展氏が滔々と語る処にその全てがあろう。「実際の戦艦大和は、二度と祖国日本に帰ってくることは無かった。私は、海の底に沈んだ大和を、たとえSFの世界でも良いから、再びヤマトとして故郷に帰してやりたい。その思いで宇宙戦艦ヤマトを作った」と。
 
 これこそがヤマトの全てではなかろうか。つまり、坊ノ岬沖に沈んだ、不遇の戦艦ヤマトを、架空の世界の中で宇宙戦艦ヤマトとして復活し、現実では二度と再び故郷に帰ることが無かった大和を、もう一度ヤマトとして帰してやりたい、という西崎氏の熱い思いが注がれているのである。いみじくもささきいさお氏が歌うOPの通りである。
 
”かならず ここへ かえってくると
 
てをふる ひとに えがおでこたえ”
 
 原作アニメで弩級戦艦大和が米軍艦載機の猛攻に晒され爆沈し、海底に沈むシーンが何度も描写される。原作アニメのOPで、海底に沈んだ最早スクラップの大和が、恒星間旅行に耐えうるだけの改修を終え、泥濘の中からまるで不死鳥の如く復活するヤマトの姿が毎回描写される。それは単にいち戦艦の復活ではなく、決して成し得なかった先人達の想いの復活に他ならない。だかこそ、ヤマトは大和でなくてはならず、長門でも日向でも伊勢でも赤城でも加賀でもないのはここにそ理由があるのだ。
 
 その為には、先に述べたように第二次大戦の戦艦大和の史実の描写が、どうしても必要であった。超弩級戦艦大和宇宙戦艦ヤマトの連続性こそが、実は「宇宙戦艦ヤマト」の最大のテーマであるといって過言ではない。
 
 原作ではふんだんに使用された、史実の大和爆沈のシーンが、本作”SPACE BATTLE SHIP ヤマト”では一切無いのは誠に原作の精神を無視した暴挙であるといわねばならない。しかし、たった一言だけ、主演の木村拓哉(古代)が、「1945年4月、絶望の淵にあった大和」云々という、たった一台詞だけこの本作最大のテーマである、超弩級戦艦大和宇宙戦艦ヤマトの連続性を語るシーンが終盤にある。確かに”無いよりはマシ”だが、VFXに金をかけて何故第二次大戦の大和の回想シーンを、「映像として」挿入できないのか。全く意味不明な展開に笑止である。「日本人がはじめて世界に挑むSF」なら、この戦艦大和との連続性を語れなくて何が世界に問うか。繰り返し言うが、この木村の台詞が立った一言だけ挿入されたのは、一筋の救いではあったが、何か性質の悪いアリバイのように思えて極めて後味が悪い鑑賞であったことは否めない。
 
 沖田艦長役の山崎努が「ヤマト発進せよ!」と決然として言い放つが、私にはどうしても本作”SPACE BATTLE SHIP ヤマト”ではヤマトが発進しているようには思えない。ヤマトの発進を邪魔している原因は、ヤマトが埋もれている土砂では無く、本作の製作者TBS、ひいてはその周辺の勢力にある、大和とヤマトの連続性を明瞭に語ることの出来無い、その可笑しな戦後左翼的意識そのものにあるのではないだろうか。

ううむ。山崎監督はちゃんと分かっていたっぽい。
ということはこの「別の監督」段階で駄目な脚本が書かれたのかなあ?

「SPACE BATTLESHIP ヤマト」山崎貴監督
2010.12.10 09:16
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/entertainers/101210/tnr1012100919007-n1.htm
 
山崎貴監督 ■無謀ともいえる企画 CG初めから勉強し直す
 
 公開中のSF大作「SPACE BATTLESHIP ヤマト」は、「ALWAYS 三丁目の夕日」(平成17年)などで高い評価を得た山崎貴監督(46)の意欲作だ。
 アニメの金字塔「宇宙戦艦ヤマト」を実写映画化するという、無謀ともいえる企画にあえて挑んだ山崎監督。打診があったとき、意外にも瞬時に腹を決めたという。
 「実は当初、別の監督で準備が進んでいたが、とってもうらやましかった。ファンが多い作品で“劇薬”を扱うようなものだが、せっかくチャンスが回ってきたのだから、受けなければきっと後悔すると思った」
 「スター・ウォーズ」(1977年)を見て特撮マンを志し、前作「BALLAD 名もなき恋のうた」(平成21年)まで、CG(コンピューターグラフィックス)と人間ドラマの融合に手腕を発揮。「これまでの技術の蓄積で、ようやく日本人が宇宙に行く映画が撮れる段階に来たという読みがあった」というが、現実は甘くなかった。
 「ひどい目に遭った。例えば、ヤマトが岩を割って出てくるシーンは、今まで使っていたCGソフトでは作れない。珍品映画になっちゃう、とゾッとした。初めから勉強し直した」
 この映画に、戦艦大和への思いを込めたかったという。「大和は期待されつつも、ほとんど活躍できずに撃沈された。第二次大戦当時の願いや悔しさといった感情をブレンドしようと心がけたんです」と話す。
 「ハリウッド映画のレベルに達しているとは思わないが、この一歩が大事。これから経験値を増やしていければいいですね」(伊藤徳裕)