- 作者: 青木健
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/05/08
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 31回
- この商品を含むブログ (6件) を見る
コーカサスっていうのは謎の土地である。
古代の北方民のかなりのものがこの辺の出身とされているのだ。
コーカサスっつーのは人間の湧き出る穴でもあいてんのか?
と以前から謎だった。
ところが各民族の相互関係がよくわからず調べようとすると・・・
ヤペテとかアーリアとかいう言葉が出てくると慌てて、いやそんなのは想像上のものです、違いますからぁ〜
と皆及び腰になって説明してくれないのだ。
そんなある日、あの辺の”民族”をまとめて概観してしまおうという本がでたので即ゲット。\(^o^)/
兎も角昔は日本語で本を探しても、第三世界解放運動的に「英帝国のインド支配のご用学者たるウイリアム・ジョーンズ説を下敷きにしたマックス・ミュラーの優生思想はうそっぱち!」と一喝されていたのである。サヨクに占拠された日本の大学では研究することすらできなかったんだよなあ。
弱冠37歳の青木健さんの力作。時代は変わった。
もちろん、これらに科学的根拠がなく、植民地支配を正当化するためのヨーロッパ人の陰謀だとするのは極論である。客観的に見て、イラン人系アーリア人とインド系アーリア人が共に「アーリア人」と名乗り、早くに分離したヨーロッパ人も含め、言語的・文化的にかなりの共通性を持っていたのは事実であった。[p10]
参考)
ちなみにヒトラー的な意味で理想的アーリア人のラインハルトさん
うひっ、いま中古で8000円だって。本棚のどっかにあるはず・・・
アーリア神話―ヨーロッパにおける人種主義と民主主義の源泉 (叢書・ウニベルシタス)
- 作者: レオン・ポリアコフ,アーリア主義研究会
- 出版社/メーカー: 法政大学出版局
- 発売日: 1985/08
- メディア: 単行本
- クリック: 4回
- この商品を含むブログ (1件) を見る