差別と日本人

差別と日本人 (角川oneテーマ21 A 100)

差別と日本人 (角川oneテーマ21 A 100)

  
最近の新書は小論文になっていないものが多い。
この本は対談本だけど、ただダラダラと思いつきのまま話しているだけという風情。
テーマは、日本人はひどい差別民族で部落出身の私とか朝鮮人の私がどんなに酷い目に遭ってきたのか!という恨み節。
まぁそれは著者を見れば最初からわかっていたのだけど、辛は兎も角野中さんがこんなしょーもないテンプレを文字にするとは意外だ。
それに、実体験で酷い目にあったというなら否定は出来ないけれど、従軍慰安婦・強制連行云々と
いまや実証的に否定されている20年前のプロパガンダをまったく疑いもなく前提に話しているからなんじゃこりゃ?と違和感ありまくり。
サヨク業界って時間が止まっているのだろうか?
あと特筆すべきはこの本が強烈な反麻生本になっていること。
麻生は天皇主義者だから強烈な部落差別主義者だ。麻生の家は朝鮮人強制連行した悪徳企業。。。といった感じで延々続く。
野中さんを差別したというのはほんとなのか未だに議論されているけど、この中では完全事実扱い。
しかも親の出自が極悪民族資本家階級という朝鮮労働党ばりの出身成分差別で糾弾。。。本人なら兎も角自分の差別反対の主張との矛盾を感じないのか?
野中さんはまだ自民党籍があるのかな?反党行為で譴責されかねない勢いだ。
これを読んで差別する麻生やら石原やらは(・A・)イクナイ!!よね!と思うやついるのかなあ?
逆にこの本を読んだら、サヨクってキモい、と思っちゃわないか?
80年代からずっとこの調子でやってきてサヨクは見放されたのにわかってないのか。┐(´д`)┌ヤレヤレ