株式市場透視眼鏡
【第164回】 2011年10月5日
山独活継二
欧米より債務返済進む日本企業 下値不安も小さく優位な日本株
http://diamond.jp/articles/-/14288
(略)
 前ページ下のグラフからわかるように日本株は長期にわたる低迷を続け、バブル崩壊時に付けた高値からはじつに70%以上下落した水準にある。これに対して、米国、ドイツ共にリーマンショック前に付けた高値からは30%弱の下落にとどまっていることから、それぞれのバブル崩壊からの水準で見ればまったく別次元にあることがわかる。今後、政府による大きな支援が期待できないのはどの国も同じであるから、バランスシート調整が終了している日本企業のほうが今後の成長余力があると評価する向きも少なくない。また、単純に価格水準だけで比較すれば、日本株はこれ以上の大きな下落の可能性は小さいと判断できる水準まで下落しており、割安感が生じている。
(略)