尖閣紛争のありがたさ

J-20って「殲撃20型」のこと。兵藤ブログ読者なら常識ですが、こういうときに補註を入れないのがソエジーとの違いです。
で、前原辞任について28先生はソエジーと違って額面通り受け取っているようです。言いたいことはわかるけどちょっと単純すぎるなあと思いました。

ストラテジーページの2011-3-6記事「The J-20 Clarified」。
(略)
 ※じつは尖閣での日支の「ディスピュート」の外信は、日本政府と外務省の無能をどのくらい補ってくれているか知れやしないのだ。このディスピュートへの言及がされるたび、ニュースに接している平均的アメリカ人は、『そうか。シナと日本は喧嘩をしているのか。仲間じゃないのだな』『〈日支同盟〉とかいうのは、あれはただのネタだったんだな』と、ありのままの現実を理解してくれるからである。旧来、シナと日本が組んで米国に対抗してくるんじゃないかという懸念が米国ポリシーメイカーの間では根強かった。それは石原都知事および「東アジアなんとか」によってさんざん増幅されていた。「J-20」の「J」も、なんとなく日本を連想させ、迷惑きわまりなかった。そうした困った妄想SFを、現実が払拭してくれている。有り難い限りさ。
 
 ※宮島理さんが《無能四人組》の一人に数えていた外相が、無能どころじゃなかったことがバレて辞任したそうですね。松下政経塾の限界は、しょせんは「マック偽憲法」の檻の内側での囚人の学問だということです。付け焼刃にすらならない。それでは、マック偽憲法を丸暗記して遵奉している高級官僚〜地方公務員を超越した異材など、供給できるわけがありますまい。
http://podcast28.blogzine.jp/milnewsblog/2011/week10/index.html