お寺の経済学

お寺の経済学

お寺の経済学

    
●序章 今なぜお寺なのか
  
日本にある寺…7万5千
坊主……………30万人
信者……………6000万人
   
ということは、寺1つ、坊主4人に、檀家800人、平均。
 
●第1章 仏教の経済学
  
入滅→結集→経・戒・律→200年後には20セクトに分裂。
    
救済→布施・持戒・忍辱・精進・禅定・智慧
   
密教バラモン教x仏教→大日如来ブラフマン
    
 (1)鎮護国家(皇族・貴族)→坊主=公務員→最澄天台宗)・空海真言密教
 (2)鎌倉仏教(武士・庶民)→民間
    ①浄土教法然親鸞阿弥陀如来
    ②禅宗栄西道元→日常性
    ③日蓮宗
   
●第2章 すべては檀家制度からはじまった
    
檀家=葬祭の長期契約(墓)=日本仏教だけ
     
1609:デウス号事件、1612:岡本大八事件→1613:禁教令→1637:島原の乱→1638:寺請(檀家)制度
    
法整備→本山制度(寺社奉行⇔江戸触頭) ここで寺+墓の一体化
     
1872:太政官布告(肉食妻帯蓄髪等ご勝手に)→世襲
     
1945〜1946:農地解放→財政逼迫(農地以外の土地の没収は免れたことに注意→都市型寺院のほうが金持ちの理由)
     
都市化・現世利益化・福祉国家化 (ex)宗教経済学
    
庶民の先祖代々の墓も明治から
         
降誕会・施餓鬼会・盂蘭盆会・成道会・涅槃会
    
●第3章 お寺は仏さまのもの
     
1951:宗教法人法 認証性(not認可)
   
宗教法人=会社、坊主=サラリーマン 檀家=消費者 → 非営利法人=オーナーはいない!
    
観光寺・信者寺・檀家寺
     
●第4章 お坊さんは気楽な稼業か
     
原義「グループ」=サンスクリット語:サンガ→中国語:僧伽→日本語:僧
        
・公務員としての僧
        
624:官位制(綱所→国師
718:公務員倫理規定=僧尼令 
754:受戒at国立戒壇in東大寺by鑑真 

ex)南都六宗法相宗 (唯識)・三論宗 (中論・十二門論・百論)・倶舎宗 (説一切有部)・成実宗 (成実論)・律宗 (四分律)・華厳宗 (華厳経)
       
NPOとしての僧(私度僧=沙弥)
         
行基(668〜749)→規制緩和
     
・newWAVE
    
最澄(国家仏教の再建者、大学者)→822:非政府系独自の戒壇=本山制度のはじまり
    
空海(超能力者)→呪文・即身成仏
    
空也(歌と踊り)→比叡山
     
江戸時代でも浄土真宗だけが妻帯OK→世襲制
    
●第5章 今どきのお寺は本末転倒
    
本末制度=比叡山からスタート→江戸時代に階級制確立→明治時代に本山以外は原則平等化→敗戦後に本山含め相互対等=フランチャイズ
    
単立寺院:被包括宗教法人→単立宗教法人 賦課金/虚偽申告 本末転倒
      
浄土真宗は現世利益を認めない→却って懼れられる
    
●第6章 お寺はタックス・ヘイブン
     

     
●第7章 葬式仏教のカラク
●第8章 沖縄のお寺に学ぶ
●第9章 お寺に未来はあるか