TPPに参加しようがしまいが

そして興味深いことに同日の山下一仁氏の考察も農政の誤りを指摘しているがTPP積極推進を言わなくなっていることだ。
さすがにTPP全体が怪しいことに気づいたのではないか?

山下一仁の農業政策研究所
真の農政改革のための3ステップ
政府の基本方針ではTPPに参加しようがしまいが農業は縮小・衰退するしかない
山下一仁
2011年11月1日(火)
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20111031/223506/
 政府の「食と農林漁業の再生実現会議」が10月25日、我が国の食と農林漁業の再生のための基本方針・行動計画をまとめた。「高いレベルの経済連携と両立しうる持続可能な農林漁業を実現する」ため、水田農業の規模を今の10倍の20〜30ヘクタールに拡大するのだという。同会議で野田佳彦首相も「(TPPなどの)経済連携と農業再生を両立しなければならない」と強調した。
 しかし、鹿野道彦農林水産大臣らは、「基本方針案はTPP参加を見据えたものではなく、別個のものであると(同再生実現会議で)確認した」と説明している。
 鹿野農水相の言う通りである。この基本方針案はTPPなどの貿易自由化と相いれない。
(略)