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【第481回】 2011年9月16日 週刊ダイヤモンド編集部
波乱含みのプラチナバンド争奪戦 
「大穴」イー・アクセスの存在感  携帯事業者の?クライマックスシリーズ″が開幕そうそう、波乱含みの展開になっている――。
http://diamond.jp/articles/-/14036
 携帯事業者の?クライマックスシリーズ″が開幕そうそう、波乱含みの展開になっている――。
 総務省は9月6日、700メガヘルツと900メガヘルツという効率のよい電波の周波数帯(プラチナバンド)の割り当てをめぐり、携帯事業者4社がそろって参入希望を出したと発表した。

 プラチナバンドの電波は、山間部や建物を迂回しやすいため途切れにくい。ドコモとKDDIはすでに持っているものの、スマートフォンの利用者が急増したことで通信回線がパンパンになっているため、獲得の必要に迫られている。

 ましてやそれを持たないソフトバンクはなおさらだ。早くから「公平な競争を」と訴え続け、獲得の「本命」と目されていた。

 しかし、ここで「大穴」として浮上してきたのが業界4位のイー・アクセスである。獲得の秘策、それが「軒貸し」による市場の活性化だ。
(略)