なぜ財務省・日銀はデフレを放置するのか?
毎回水島社長が「どうしてそこまで分かっているのに財務省や日銀は対策を打たないんでしょうか?」と聞く。
それに対してゲストが「財務省の利権」「バブルのトラウマ」「官僚のキャラ」「あたまわるいから」とかいろんなことを言う。
違うだろう!
日米官僚同盟の目的はただ一つ!
帝国循環の維持
だろ。
その意味では官僚は正しく合理的に行動しているのだ。
すべては米国のために!
◆経済討論 第18弾!危険水域に突入!?世界経済と日本
パネリスト:
宍戸駿太郎(筑波大学名誉教授)
島澤諭(秋田大学准教授)
上念司(経済評論家)
田村秀男(産経新聞社特別記者・編集委員兼論説委員)
三橋貴明(経済評論家・作家)
宮崎正弘(作家・評論家)
司会:水島総高い税率と多くの例外措置があるのが財務省の理想世界
- 作者: 吉川元忠,関岡英之
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2005/12
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追記)
帝国循環ってのは属州があげた利益を本国へ環流させるシステムね。
典型はイギリス領インド。
インドって域内貿易では大黒字国だったんだよ。
だけどその儲けは全部本国の銀行に預金されたんだ。
ここで大事なのはそれが必ずしも軍事力で脅して強制したわけじゃないってこと。
これによってインドの支配層は儲かったんだ。
だってイギリスの方が資金需要があって金利が高かったからね。
でもインド大衆はちっとも豊かにならない。
そゆこと。
上念司さんって『日銀の大罪』でも書いていたけど、カツマーの相棒ということで食わず嫌いしていた。しかし明快で皮肉が効いていて小気味良い。テンポと外見が良いからマスコミ向きだ。このくらい遠慮無く日銀・財務省を叩く論客が出てきたのは良いことだね。もっと露出してください。