こんな夢を見た

この映画公開当時はビミョーな雰囲気だった。
詰まらないけど黒沢だからなにも言えない、みたいな。
でも漏れは好きだった。
映画って夢なんじゃないかな、と。
普通は商業的に不可能な夢の映像化をできた黒沢って幸せだなと。
ただ反原発のくだりは黒沢も焼きが回ったな、ちゃちなサヨクを真に受けて、とちょっと思ってました。
 
で、「6つの原子炉が連続爆発、避難民は海に呑まれる」というビジョン。
女は「でもあいつらは原発は安全だといったんだよ!」と絶叫。
この映画が1990年に撮られていたことに驚く。
オカルト的なことは言いたかないけど時空を超える深層意識があるように思う。

Leute - dies Video macht mich fassungslos und tieftraurig.

"Has Fuji erupted?"

" It`s worse than that!"

" Didn`t you know? "

" The nuclear plant has exploded. "

" The six (!!) atomic reactors - they`re exploding one after another ! "

Der 80-jährige Kurosawa hat diesen apokalyptischen Traum gehabt und 1990 filmisch umgesetzt. Heute schreiben wir den 18.3.2011. In Fukushima versuchen zur Zeit ein paar todgeweihte Menschen diese Horrorvision noch zu verhindern.


 
追記)
ところでこの映画で着色された放射性物質の煙が流れるシーンが出てくる。
そうしたら武田邦彦先生のビデオで、いま一番大事なのは汚染物質がどっちに流れているかを発表して避難させることだ、という流れで、流れる方向がわかるように原子炉から煙を流せ、と提案していた。黒沢映画では愚かな対策として着色を描いていたが、いまのような事態では大事なことじゃないだろうか。