放置自転車なんとかしる!

2011年1月18日(火)
駐輪場で街を快適に
アーキエムズ(京都市、駐輪場システムの販売・運営)
大西 孝弘(日経ビジネス記者)
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20110113/217921/
(略)
 利用方法は、自動車の駐車方法をイメージすると分かりやすい。利用者はエコステーション21の駐輪ラックに自転車を入れると自動的に電磁ロックがかかる。暗証番号の入力は任意だ。精算機に駐輪番号を入力し、入金するとロックが解錠され、自転車を取り出せる仕組みである。

 料金体系は地域や場所によって異なる。「買い物など短時間の利用者には課金しない」(村田雅明社長)という考えから、最低30分〜最大3時間は無料で利用できる。それ以降は1日当たり200円を課金していく。

 最近は行政が放置自転車の撤去に乗り出しているほか、高級自転車などは盗難されることもあるため、エコステーション21の利用者は増えていると、アーキエムズは言う。

(略)

ところでダニー・チューも紹介していた全自動地下駐輪場。もっとはやればいいのに!


 


直径約8.5メートル、深さ約12メートルの円柱型のタワー式駐車施設を5基設置しました。
今回、新設した自転車駐車場は、地下機械式収納設備ですが、出し入れは地上で行います。1台あたり平均13秒という高速での入出庫が可能で、利用者が集中する時間帯でも、スムーズに自転車を出し入れできます。
http://www.city.minato.tokyo.jp/release/list/201007/100701hosinokoen_jitensyaparking/index.html

気になるのは費用だが、日本一葛西駅前の場合36基6480台用で70億円という。ざっくり1基2億円200台100万円/台!
年額2万円の利用料を徴収しても年額1.3億円なので回収に50年かかる計算だけど、もともと駅前整備の一貫なんだからいいだろ。
しかし15秒でも200台入れると3000秒=50分。100台廉価版で出入り口多い方が良い希ガス
ただこれが半額ならなあ、と思う。導入自治体も品川・葛西・仙台・平井etcカネありそうなところばかり。
半額なら半額助成で半額受益者負担で20年くらいでペイする。利用者も1日60円ならいいだろ。
漏れが住んでいる某駅前も放置自転車がひどいのだが、ザックリ200台はないと思う。2基設置して4億円で駅前スッキリなら大歓迎なんだけどケチりそうだよなあ。共産党とか反対しそうだし。。。
というか余っている土地を平面駐輪場にしても景観改善されないんだよ。
どうせ放置撤去で罰金何千円もとるしそのための摘発要員やとったり保管場所維持したりカネ掛かっているんだからさっさと最終的解決しろよ。
あとね、マンション団地と駅前はあきらかに循環しているんだからミニ共有バイク制度をやってみりゃいいのに。
地方議会は不勉強すぎる!


 
総工費は70億円!
増加するハイテク駐輪場の仕組みとその効果を探る
2010.10.26
http://r25.yahoo.co.jp/fushigi/wxr_detail/?id=20101026-00004043-r25
自転車ブームの影響もあってか、近年は駅前の駐輪場の整備が進行中だ。大規模な地下駐輪場なども多数登場しているなか、特に注目を集めているのが、機械が全自動・高速で入出庫を行う立体機械式駐輪場だ。
入出庫ブースの前に自転車をセットすると、機械が前輪の車軸をキャッチ。ブース内へ引き入れ、空いているラックに自動収納する仕組みだ。自転車の出庫にかかる時間は15秒ほど…とスピーディー。収容台数の多さも前代未聞で、2008年に東京・葛西駅前に完成した駐輪場には、なんと6480台(立体機械式以外のタイプを含めると9400台)の自転車を収容できるという。この立体機械式駐輪場“サイクルツリー”を開発したJFEエンジニアリングに話を伺った。
「弊社のサイクルツリーは、上下動するリフトの周囲に、放射状に自転車を並べるもの。設置面積が最小限ですみ、収容効率も高いため、駅前の路上や公園内にも設置が容易なんです。また、登録した自転車にはICタグを取り付けるので、入庫時は自転車をセットしてボタンを押すだけ。出庫時もカードを通すだけです。自転車にカギをつける手間も不要と、利用者のメリットも多いんですよ」(JFEエンジニアリング・パーキングシステム部・竹内春樹さん)
立体機械式駐輪場は掘削面が小さいため、大規模な地下駐輪場に対して、工期が短く、建設費を節減できるのも特徴。それでも葛西駅地下駐輪場の総工費は、駅前広場の整備も含め70億円に及んだという。しかし自治体側によれば、それだけの投資に見合う効果は表れたそうだ。
「以前は駅前の放置自転車の整理、撤去、保管などに、区全体で年間約5億円の費用が必要でした。しかし立体機械式駐輪場の設置後、駅前の放置自転車は1358台から35台に減少し、その対策費を大幅に削減できました。駅前の景観が改善されたほか、緊急車両の通行も容易となり、安全面の環境も整いましたね」(江戸川区土木部駐車駐輪課・内藤康雄さん)
利用料金も月額1800円と、一般的な駐輪場と同程度のため、現在は利用率が90%を超えているという。なお同様の立体機械式駐輪場は同じ江戸川区内に3カ所あるほか、今年に入って東京都中野区、兵庫県西宮市にもオープン。全国ではまだ10カ所程度だが、今後はその数が増えていきそう。
(古澤誠一郎/Office Ti+)