阿片王

 

阿片王―満州の夜と霧 (新潮文庫)

阿片王―満州の夜と霧 (新潮文庫)

  
「日本軍は阿片を売っていた」これを漏れは100%犯罪視していない。
こういうと開き直り右翼そのものだけど、一応大義名分はあったと思う。
というのは軍閥や国民党(共産党も?)が扱っているのだから日本軍が正規ルートを確定して敵の資金源を絶ち、そのうえで中毒者を漸減させるという目標が当初はあったと推察している。実際台湾ではそうして阿片吸引を廃止させた。ただ、戦争の拡大とともに、日本軍自体がブローカー化してしまったのだろう。イランコントラ事件での米軍のコカイン密輸のように。