中川秀直

     

官僚国家の崩壊

官僚国家の崩壊

        
漏れは反グローバリズム国民主義だ。
しかし国民の小泉改革支持は正しかったと考える。
なぜなら大きな闘いは「官僚」による「国家」の簒奪だと考えるからだ。
「郵政払い下げ」には官僚支配の財源を透明化する意義は確かにあった。
「郵政払い下げ」は正しい。問題はそれが日本国民以外の手に渡ることを防止していないことだけだ。
クリントン風にいうなら”問題は官僚なんだよ、アホ”。
無意味有害な”政治家”批判を繰り返す朝日新聞なぞ”官僚”の手先に過ぎないことは常識だ。
  
で、中川だが、彼はある意味で正しいと思う。
高橋の『さらば財務省』を読んだあとだからますます確信した。
だが、彼の正しさは「ニンゲン」の正しさであって、日本人の正しさではない。
そう、三島由紀夫の予言したとおりの「ニンゲン」である!
彼はニホンという地が目先経済的に繁栄することのみしか考えていない。
目先のカネのためには「1000万人中国人移住」「天皇制廃止」「人権擁護法案推進」は整合性があるだろう。
同じく目先のカネのことしか考えない日本経済新聞も賛意を示している。
だが、なんのための繁栄か?
そんな政策は中期的には日本国の滅亡という結果に逢着することは明らかではないか。
     
副島隆彦さんがいうとおり、いま日本をマネージしているのは中川と奥田だ。
GHQの洗脳でやられた団塊脳は文化文明論的政策を構想できない。
カネモウケだけが唯一のリアリティだからこうなる。
ぐちゃぐちゃになった洗脳世代の世界観を一掃しないと日本はどんどん根腐れしていく恐ろしさを感じる。
長生きせよ!戦前世代。早く市ね団塊世代!成長せよポスト冷戦世代!