公害をだせば儲かる

  
CDMという仕組みはおかしい。
中国はCO2の制限を受けない。いくらでも出し放題。どんどんCO2を排出する設備が造られる。
そして造った後でそのCO2を売って儲ける。
資金も技術も全部先進国企業が負担する。
ところが日本の同業企業は自分のCO2削減を自分の技術・費用で行った上に、足りない分を中国でCDMを通じて金を払わなくては為らない。往復びんた。
だいたい中国の巨大企業は先進国同等の競争力がある。
けっして金のない企業なんかではない。
その儲かっている企業が自分では金も技術も出さず公害を販売して更に儲かる。
その儲かった金で設備投資をばんばんやる。CO2はどんどん増える。そしてまたそれを売る。
でも、日本企業の経営者達はどうせ政府官僚と内輪でモゴモゴ言っているだけで全然発信しない。
その不利な状況で営業させられるサラリーマンは仕方ないと諦めている。
なんでもっとハッキリとおかしいと言えないの?
  
江川紹子「(そもそも)中国って発展途上国なんですか?」
寺島実郎「日本は公害防止に自前でがんばってきた。中国は全部先進国の費用でやる上にそれで儲けると言うのはわだかまり持つ人も多いのでは。」
  
榊原英資「先進国はいままでCO2出して発展してきたのだから」「ビジネスに載せるのが大事」
金子勝「中国やインドをなんとかしないと困るのは地球全体だから」
  
江川紹子「環境問題はCO2だけじゃない。原発は問題も多いことを忘れちゃならない。」
  
江川紹子「政治家のリーダーシップが大事。でも政治家を選んでいるのは国民。」
   
ああ、それにしても金子勝つかうのやめろよ。全然意味のないコメントばっかり。頭悪過ぎる。
   

カーボンチャンス
  
〜温暖化が世界経済を変える〜
特派員
江川紹子(ジャーナリスト)
伊藤洋一エコノミスト
江上剛(作家)
スタジオゲスト
金子勝慶應義塾大学教授)
榊原英資早稲田大学教授)
キャスター
寺島実郎
2008年、激動する世界経済の動向を左右するのはCO2です。いまや“環境を制する者が世界を制する”というのがビジネス界の常識。企業の価値は、温暖化というカーボンリスクを回避し、それをカーボンチャンスに変えることができるかどうかで決まっていきます。
国家の命運も、環境エネルギー革命が起きている事実に戦略的に向き合い、自らルールを作り、新たな資金の流れを呼び込めるかどうかにかかっています。
世界をリードしているのは、メルケル首相率いるドイツです。国の誘導的政策によって、太陽光や風力など再生可能エネルギーにシフト、地方や農村が活性化し雇用が生まれ経済も成長しています。「産業革命」にも匹敵するといわれるこうしたパラダイムシフトは、アメリカや中国などエネルギー大量消費国の動向をも大きく 変えています。一方、環境先進国と思われていた日本は立ち遅れた感が否めないのです。
番組の案内役は寺島実郎日本総合研究所会長)。洞爺湖サミットが開かれる2008年のBS1の巻頭言として、最新の特派員ルポをもとに豪華な論客たちがスタジオで徹底的に議論。ポスト京都議定書をにらんで「CO2本位制」が始まったとまで言われる世界経済の新たな潮流を読み解きます。
 
URL:http://www.nhk.or.jp/eco2008/tokuhain/