サウジアラビアの有力王族は高齢者ばっかり
リビア処理を米欧が急いだ背景にコレがあるのかもな。
しかしイランの盟友シリアはコケそうだ。
そしてサウジ王族はダメかもしらんが、ワッハーブ派は黙っていないよね。
つうか道連れに石油施設破壊したりして。
追記)
笹川平和財団って使えるな。
News&Analysis
【第309回】 2011年9月2日 佐々木良昭
世界最大の油田地帯が米英の管理下に!?「アラブの春」はサウジアラビアにも及ぶか
――笹川平和財団アドバイザー・佐々木良昭
http://diamond.jp/articles/-/13824
(略)
もし、アメリカの病院の医師とサウジアラビアの王家の人たちが、スルタン皇太子に着けられている生命維持装置を外すことを決断すれば、アブドッラー国王も相当に落胆することであろう。彼は腹違いの兄弟であるスルタン皇太子よりも2〜3歳だけ年上なのだ。かねてから不安説が伝えられる、アブドッラー国王の健康状態も極めて不安定なものになるかも知れない。
もし大胆な予測をするならば、こうした事態が生まれれば、その後にサウジアラビアの国王に就任するのはナーイフ殿下ということになる。彼はサウジアラビアの内務大臣として国内治安の最高責任者の立場にいる。
しかし、このナーイフ殿下も70歳を超えており、同じく高齢であることに違いは無い。そうなるとサウド王家では、兄弟で継承してきた王権を一世代若返らせて新国王を擁立すべきだ、という以前からくすぶってきた議論が再燃する。つまり王位継承をめぐる混乱が起きることになる。
(略)
そして将来、駐留軍の管理下にあるアルカティーフ地域のシーア派住民が大幅な自治権を主張した場合、アメリカやイギリスは住民の意思を尊重する、と言い出すのではないか。最終的にアルカティーフ地域が国家として独立することも十分に有り得る。
こうした密約を、アメリカとイギリスが、イラクのシーア派国民、イラン政府との間で交わせば、意外に簡単にけりが付くかもしれない。
問題はサウジアラビア政府にどれだけ阻止する能力があるか、ということであろう。現段階で判断すると、アメリカ・イギリスの軍事力に加え、裏側でイランとイラクが支持するということになれば、サウジアラビア政府の抵抗には限界がある。
(略)