「ソファに横たわる裸婦」

下記文にあるようにこの絵のモデルの少女は14歳です。
14歳の少女娼婦を王に斡旋するために描かせた絵。それがこの「名画」です。
天下の日経様ともあろうものが、児童ポルノを掲載してよいのでしょうかw
 
時代が違う、絵にすぎない、芸術だ、などという言うのでしょうか?
この絵は王様のスケベ心をくすぐるための絵なんですからはっきりとポルノなんです。
児ポは少女ポルノを全面否定するものです。
よってセーフとはいきません。
おなじような絵はたくさんありますよ。
日経は自説にしたがって裸体芸術には一切触れないで欲しいですね。


絵のある場所十選(10)フランソワ・ブーシェ「ソファに横たわる裸婦」

日本女子大学教授 馬渕明子
(日経、11年7月19日)
 美術館の壁は、峻厳(しゅんげん)な宗教画も、この絵のようなエロティックな絵画もひとしなみに「名画」というくくりで展示してしまうので、子どもが見たらどうか、というようなものがしばしば現れる。「芸術か猥褻(わいせつ)か」という議論があるが、両方である場合だってあるのだ。
 西洋美術にヌードはつきもので、ただそれは神話や物語という「必然性」をまとっていたために描くことが可能だったわけだが、ブーシェの活躍した18世紀にはそうした「必然性」なしにストレートにヌードを楽しむ時代になった。とはいえ、やはりこのような絵は子どもの目に触れない場所にかけられていて、寝室とか、貴族の若者の私室などにあった。したがってだれがどのように依頼したか、といった情報は極めて少ない。 
 この絵は色好みのカサノヴァが、知り合った14歳の少女をモデルにブーシェに描かせ、それを見たルイ15世がこの少女を「鹿の苑(その)」と名付けられた自分のハーレムに入れた、という風に伝わっている。彼女は1年後に王の子どもを産んだが、3年ほどで寵愛(ちょうあい)を失い、持参金つきで役人に払い下げられたという。いかにもありそうで、この時代の色好みの雰囲気を伝えてくれる逸話だが、真偽のほどはわからない。(1752年、油彩、カンバス、59×73センチ、ミュンヘン、アルテ・ピナコテーク蔵)