ソンマサヨシ絶賛韓国電力事情

日中韓の産業用電気料金イメージは、15円/5円/6円、といった感じらしい。
中韓は政策的に電気料金を抑制しているので本当は7〜8円でもおかしくないようだ。
それでも日本の半分だけどね。
だいたい日本の火力発電コストは市況の3倍の天然ガスを使ったりしているので馬鹿高い。
韓国は普通に原料を購入しているのと、少しは石炭が取れること、原子力が40%なのが奏功。
 
ザックリ計算するとこんなイメージ。
日本:火力20円×70%+原子力5円×30%=15円。
韓国:火力10円×30%+石炭5円×30%+原子力5円×40%=7円。
 
さらに将来は原発比率を60%にするらしい。
こりゃソンマサヨシじゃなくても電気使う産業は韓国に移転したくなるわな。
 
ところで日本のデータセンターの売上高は大手100社で8000億円くらいらしい。
KDDIがデータセンターの電気代▲30%で数十億円節約というから、
ざっくり100億円≒7万KWHくらい使っているんだろう。
ソフトバンクは契約者数で8割くらいだから80億円=6万KWHなのかな?
 
いま韓国は電気代が3分の1だからDSを移転させれば、毎年30億円くらい浮かせられる。
しかも自社だけでないデータセンター業務をすれば差額はどんどん大きくなる。
日本の電気はエコで高く、韓国の電気は原発で安く、較差がひらくほど儲かるビジネス。
100億円寄付してもじゅうぶん元が取れる。(っていうか元をとる寄付って?)
 





韓国、国家エネルギー基本計画策定
――2030年原子力発電量シェア59%に拡大――
http://www.jaif.or.jp/ja/kokusai/korea_energy-plan080827.html
2008年9月25日 日本原子力産業協会国際部
 
 韓国政府は2008年8月27日、青瓦台で国家エネルギー委員会(委員長:李明博大統領)を開催し、2030年迄の「第一次国家エネルギー基本計画」を策定した。20年単位の長期エネルギー戦略の策定は韓国建国以来初めてで、種々のエネルギー計画についての原則と方向性を提示。低炭素社会、グリーン成長をエネルギー部門から後押しし、石油以降の時代に戦略的に対応する長期ビジョンを描いている。
 原子力発電の2030年迄の計画として、設備容量比率を2007年実績の26%から41%に、発電電力量シェアも36%から59%に上昇させるとしている。具体的には140万kW級原子力発電所を新たに10基建設。このための用地は2010年迄に確保する計画だが、原子力増設による地域住民の反発と不安を解消するために「地域共存型の原子力発電所建設」と名付けた政策の実施を提案している。
 ちなみに原子力に関する記述では、「過去25年間で消費者物価が186%上昇しているのに対して電気料金が11.4%の上昇にとどまっているのは、原子力発電が安く安定的に電力を供給してきたから」と指摘している。
(略)

「いつまで損しながら売るの?」 韓電が現状の電気料金に疑問提起
FEBRUARY 09, 2011 09:34
http://japan.donga.com/srv/service.php3?biid=2011020974928
今年に入り、最大電力需要が4度も更新され、「コストに見合った適正な電気料金」への見直しを求める声が、再び説得力を得ている。韓国電力(韓電)はもとより、市民団体や政府も、現在の電気料金は、外国に比べて過度に割安であることに同意している。これを受け、韓電の経営悪化はもとより、国家経済に悪影響を及ぼしかねないということにも、意見の食い違いがない。
 
しかし政府は、物価圧迫などのため、直ちに電気料金引き上げのカードを切り出せずにいる。これまで何度も繰り返されたことだ。
 
●電気、売れるほど赤字
 
韓電によると、昨年8月基準で、電気の販売単価比全部原価の比率、すなわち、原価補償率は93.7%だ。売れば売るほど損害が膨らむ構造となっている。そのため、韓電は07年から3年連続して赤字を出している。昨年も同様に赤字が確実と見られる。 (略)