環境かエネルギー安保か

またチェイニーか。

2011年3月14日(月)
米国で沸く「シェールガス革命」に待った
懸念される環境汚染
Bloomberg Businessweek
http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20110311/218939/
(略)
 ところで、水質汚染や河川への発がん性物質投棄の疑いに関する報告には、州政府及び連邦政府の規制当局者や、環境保護団体ですら虚を突かれた。例えば、フラッキングに使われる液体にディーゼル燃料が入っていることがある。ヘンリー・ワックスマン下院議員(民主党カリフォルニア州選出)がまとめた調査によると、ガス掘削会社は2005〜09年に、19州において、3200万ガロンのディーゼル燃料入り液体をガス井に注入していたという。
(略)
 たとえEPA(米国環境保護庁)が介入したとしても、その権限は限られるだろう。2005年に成立したエネルギー法のある条項――フラッキング法の確立に貢献し、フラッキングに使用する液体の供給元であったハリバートン(HAL)のために設けられたため「ハリバートンの抜け穴」と呼ばれている――によって、フラッキングは飲料水安全条例の適用対象から除外されている。
 モーリス・ヒンチー下院議員(民主党ニューヨーク州選出)は、元ハリバートンのトップだったディック・チェイニー副大統領(当時)がこの除外条項を入れさせたのだと言う。