日本破綻論者列伝:竹中正治

新手の財政破綻論者登場!
テーゼ:「経済成長で財政再建はできない」
つうか、この経済成長〜財政赤字GDP比率曲線のとりかたはあまりに無理やりじゃね?(笑)
で下記引用部分のつづきは、この無理やり係数0.52%を前提にして、
 
9%成長しなきゃならない
 ↓
成熟人口減国日本では無理
 ↓
赤字なのは福祉のせい
 ↓
消費税を上げるしかない
 
という見事なテンプレw
それにつけても消費税増税よ(字余り)てなもんですね。
 

2010年12月27日(月)
民主党は潔く分裂して出直せ
日本丸はゆっくりだが確実に沈みつつあるぞ!

竹中正治
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20101221/217666/?P=1
(略)
 いまだに「財政再建は経済成長率を引き上げることで増税なしでできる」と唱える政治家や政党がいるのが私には不思議だ。

 簡単な検証をしてみよう。図は水平軸を名目GDP成長率、垂直軸を財政赤字GDP比率とし、各年度の名目成長率と財政赤字比率を分布させたものだ(対象期間1981〜2010年)。確かに成長率が上昇すると財政赤字が縮小する右肩上がりの傾向(近似線の方程式Xの係数0.5161が示す傾き)が見られる。しかしながら、近似線の一次方程式が示す通り、政府の歳入歳出の構造的な改革がない限り、名目GDP1%の上昇で、財政赤字比率は0.52%しか減少しない。
 
 この現実を前提にする限り、年間の財政収支を名目成長率の上昇で均衡させるためには、名目成長率はなんと12%台となる必要がある。対象期間を1990〜2010年に変更して計算しても、財政収支を均衡させる名目成長率は9%台が必要という結果になる。
(略)