米国教育改革


なんか「勤務評定反対闘争」を思い出すね。
ただ漏れは一定の評価制度の導入には賛成なのだ。
医者・弁護士・教師・・・いわゆるセンセイ商売は排他的特権に胡坐をかきすぎたよ。
なにも完全自由化しろとは言わないが、世間の風が通るようにしなきゃもう限界だろう。
以前ヒッキーのことを学んだとき子供が「武器も無いのに戦場に行かせようとしている」と言ったのが印象的だった。
漏れが学んだとき教育には「人格陶冶」と「選別機能」があるといわれた。
多くの教育学者は前者しか語らないが、実際には学力競争を通じて社会階層への振り分けを行っているわけだ。
で、漏れは当時の有名教授に、
「いくら人格陶冶しても卒業と同時に資本主義のバトルフィールドに放り出されるんだからその為の訓練はどうするんですか?」
と聞いたが、はっきりと答えてくれなかった。
彼ら教育学者の頭の中では「義務教育+αで終える一般人」が主役であって、エリート層は例外扱いのようだった。
そして「一般人」は過酷な競争などなくそれなりの職業に就けることを疑っていないようだった。
つまるところ昭和元禄の平和な職業世界が前提で、外国人と職を取り合うなど想像すらしていない様子だった。
(そういう団塊教授たちはいっぽうで国際化万歳なんだから呆れる)
学校教育も人格陶冶が本願なら家庭教育とどう違うのか謎だった。
はっきりいって余計なお世話な気がした。
学力訓練オンリーの予備校のほうがよっぽど爽やかに感じていた。
いまや日本採用ですら日本人学生は外国人学生と職を奪い合っている。
外国人は教育を職を得るための重要な武器と認識している。
そんな戦場に「武器を持たない」日本人学生が送られる。
案の定の死屍累々。。。恨むならお気楽教育公務員の無策を恨め
 
追記)
オバマがやたら韓国教育をほめるのはこのミシェルおばさんがいたからなんだね。
しかし韓国教育ってそんなに理想的制度だとは思えないんだけど・・・
知り合いで韓国にいた人は、この国の教育では子供がおかしくなる、と言った。
しかしいっぽうで、日本の普通教育では子供がバカになる、と高級な塾に行かせていた。
困ったものだねえ。
 

2010年12月27日(月)
オバマ改革、次の焦点は教育改革
このままでは世界から取り残される
安井明彦
http://business.nikkeibp.co.jp/article/money/20101216/217571/?P=1
 新たな成長路線を模索する米国にとって、教育改革は最優先課題の1つ。バラク・オバマ政権が期待を寄せるのは、結果責任と競争原理を重視した改革である。
(略)
 そこで、学力の向上度合いと待遇を連動させ、優秀な教師を厚遇する一方で、出来の悪い教師を排除する力学を働かせようという動きが、最近の改革の主流となっている。
 こうした教育改革の旗印のような存在が、先ごろワシントンの教育長を辞任した韓国系米国人のミシェル・リー氏だ。
 今秋、教育改革を題材としたドキュメンタリー「スーパーマンを待ちながら(Waiting For "Superman" )」が公開され、大きな話題を呼んだ。地球温暖化問題への関心を一気に高めた映画「不都合な真実」の監督が手がけたこのドキュメンタリーで、労働組合と対峙して一心不乱に教育改革を進めようとする姿をクローズアップされ、主役級の扱いを受けたのがリー前教育長だった。

(にゃんこのコメント)
不都合な真実』はひどいプロパガンダ映画だった。『意思の勝利』かとおもったよw
しかし『日教組不都合な真実』は公開されないんじゃないかなあ。DVD化を待って英語で見なきゃならない悪寒(笑)

(略)
 実際に、結果責任と競争原理を重視した教育改革には、党派を超えた一定の支持がある。2002年にジョージ・W・ブッシュ共和党政権が成立させた教育改革、「No Child Left Behind(NCLB)法」は、各州に定期的な学力テストの実施を義務づけ、一定の水準を満たさなかった学校に対しては、廃校を含む厳しい処分を下すことを定めている。

(にゃんこのコメント)
ニッポン民主党政権日教組の意に反することをするわけないねw