ギャップイヤー

2010年12月7日(火)
社会経験に加えて、語学習得もできる「ギャップイヤー」の効用
「行動的な人材がいない」と嘆く企業に言いたいこと
河合江理子
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20101206/217410/
(略)
 
大学入学前の1年を社会経験に当てる
 
 一方、イギリスでは、高校を卒業してから大学に入学する前の1年間程度を休学し、学生生活では得られない社会経験を積む「ギャップイヤー」という習慣がある。この機会に海外旅行をして、英語以外の言語を学ぶ人が少なからずいる。言葉だけではなく、ほかの国の風習や美術など広い意味の文化を知る機会ともなっている。
 
 18世紀頃、イギリスの上流階級の子弟の間では、「グランドツアー」という留学の習慣があった。ヨーロッパ文化の辺境であるイギリスから、古代からの芸術の都があるフランスやイタリアなどを旅行し、歴史や芸術、食事、教養を学んでくるのが目的である。イギリスにカントリーハウスがイタリアにある邸宅(パラッチオ)を模倣して作られているのは、その名残である。古くからのグランドツアーの習慣が、今はギャップイヤーという形になっているのかもしれない。
(略)

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