はやぶさたん、おかえり

ども、ハヤブサ帰還は久々にワクワクする話題だったので
    

  
ところで、2chとかで語られているように、この衛星の名前は日本ロケットの父=糸川英夫博士の戦前の代表作一式戦闘機隼から来ていると漏れは確信している。
しかし米国および特定アジアの非難を恐れてJAXAは絶対に認めないだろう。
  
はやぶさ命名までの経緯>
  
1985 東大で「小惑星サンプルリターン小研究会」発足
1991 MUSES-C計画発動、対象小惑星を選定
1998 MITの科学者小惑星SF36を発見、目標に決定⇒小惑星名をイトカワにすることを依頼
2003 M-VロケットによってMUSES-C打ち上げ成功、「はやぶさ」と命名される
  
MUSES-C」というのは「Mu Space Engineering Spacecraft - C(ミュー工学実験探査機C)」の略。
つまりもともと衛星探査というよりμロケット+ロボット衛星自体が研究目的なのだ。
そしてμというのは日本独自のロケットシリーズαβγ・・・κλの最新型という意味であり、このシリーズの始祖が有名な糸川博士のペンシルロケット(1955)なのだ。
  
<日本独自ロケットシリーズ>
   
1955 ペンシルロケット(α?)
1958 κロケット打ち上げ成功
1966 (μ1ロケット打ち上げ成功)
1970 λロケットで人工衛星打ち上げ成功(世界で4番目)
1997 μ5=M-Vロケット打ち上げ成功
   
Hロケットシリーズ(旧科学技術庁管轄)は米国技術が基盤になっているのに対して、μシリーズ(旧文部省管轄)は大学が主導した純国産技術。
しかも世界最大の固体燃料ロケット。←ここ重要。
  
軍事の世界では固体燃料ロケット>>>液体燃料ロケット。
   
よってこんなものが日本にあるのはアメリカも中国も非常にイヤだったろう。大学が開発しているので政治圧力をかけにくいし。。。
なのでJAXA発足(2003)と同時に開発中止が決定された。
    
この「航空宇宙技術の独自開発を許さない!」という米国の姿勢は1987年のFSX事件を思い出させる。
当時米国製戦闘機をやめ日本独自の戦闘機を開発しようとしたことに対して米国は「新ゼロ戦(=反米を意味する)をつくろうとしているのか!」と恫喝し、結局米国F16をベースとした共同開発にされてしまった。(いまのF−2がこれ)そのせいで1機作るごとに47億円もライセンス料を払わなきゃならない羽目になった。HIIロケットは未だ同じような状況にある。
   
したがってM-Vロケットはイトカワ博士の血脈の民族ロケット最後の大仕事だったわけ。
だから、目標はイトカワ、衛星ははやぶさと名づけたにちがいない!(断言)
   
日本では衛星投入成功の瞬間に開発ネームをやめて名前をつける。
しかしなぜ「はやぶさ」としたのか、なんの説明もない。
   
戦後の人気は、戦艦大和ゼロ戦 だが、
戦前の人気は、戦艦長門・隼   だった
   
(ちなみに『加藤隼戦闘隊』は戦前の円谷プロの映画)
   
海軍のゼロ戦と陸軍の隼はセットである。それを考えると。。。
     
 FSX   =ゼロ戦 ⇒ アメ公につぶされる
 Mロケット =隼   ⇒ アメ公につぶされる
    
という図式を想像せざるを得ないじゃないか。
  
漏れには上記経緯を知る長老が万感の思いを込め名づけたとしか思えないのだった。
    

 新たな科学衛星打ち上げ用ロケットの検討にあたって、製造メーカーからはM-Vをベースにして、およそ100億円の開発費で1機あたり35億円程度までコストダウンできるという試算が出されました。しかし、この案もなぜか本格的に検討されることはありませんでした。
http://kit.pya.jp/archives/hayabusa_mv.html

     

   

   






        
追記)
確かに宇宙戦艦ヤマトを思わせるものがあるよなあ。中心スタッフはヤマト世代(1974年に中高生だった世代)だし。
それにしても考えれば考えるほど凄いことだと思う。
そしてJAXA関係者メッセージが熱い!
しかし、こんな熱い思いで仕事している会社っていまの日本に他にあるのかな?
    
追記)
ところで勝谷さんもメマガで隼説を唱えているらしい。ネットゲリラ記事で知った。
しかしこんなの宇宙・航空ヲタクの常識じゃないのかね?
自慢にもならないが漏れが上記記事を書いたのは二人の記事を読む前だった。
2ちゃんではそれを否定する妙なコピペも出回ってるけど誰得?
まずμロケットの開発中止が見えて最後の探査機の目標をイトカワ命名することにし、同時に探査機名として(ひそかに)ハヤブサを準備したという順番だろう。
    

はやぶさ、地球へ!
関係者からのメッセージ2010年6月13日
http://hayabusa.jaxa.jp/message/index.html
  
波方向探査班としての2年間。
波方向探査班チーフ 川原 康介
  
豪州に着いた。
これから約3週間の回収オペレーションが始まる。
この時をどれだけ待った事か…
  
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2010年6月13日
  
次世代の「はやぶさ」に向けて
イオンエンジングループ/カプセル回収隊 本部班 小泉 宏之
  
自分が宇宙研に異動し、イオンエンジンの運用を始めたのは2007年の春。まさに、「はやぶさ」の復路ΔVがはじまったときだった。…
  
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2010年6月13日
 
約束
サンプラ担当、SV、回収隊・方探班本部、科学・輸送班 矢野 創
  
はやぶさへ、
いまは6月13日朝。僕は、オーストラリアのウーメラ砂漠の宿で一人、君への手紙を書いている。…
  
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2010年6月13日
  
〜道〜
電池屋〜方探班の一隊員として〜 曽根 理嗣
  
僕達のチームは方探班と呼ばれている。
カプセルが出すビーコンを捕らえて、着地点を絞り込むことが仕事だ。各班3人+1人体制で、3人が豪州の大地に展開し、1人は本部に残る。こういったチームがいくつか編成されて、各所に散っていく。…
  
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2010年6月13日
  
駒場、チリ、豊山、土岐、守屋、内之浦
サイエンス・チーム 高木 靖彦(愛知東邦大学
  
ちょうど25年前の1985年6月29日に、今は懐かしい駒場の45号館で「小惑星サンプルリターン小研究会」が開かれたことは齋藤さんのメッセージに紹介されていますが、…
  
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2010年6月12日
  
はやぶさ」よ。ご安全に
後方支援 米倉 克英
  
昨年11月、月周回衛星「かぐや」の追跡管制運用、後作業も無事終わり、次に私を雇ってくれるところはあるのか?と不安に駆られていた頃、「はやぶさ」プロジェクトマネージャーの川口先生からお誘いを頂き、…
  
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2010年6月12日
  
はやぶさハヤブサ
カプセル回収班 班長付 杉浦 枝里子
  
昨年の6月中旬、JAXAでは「「はやぶさ」再突入までいよいよ1年を切りました!」とますます士気が高まってきていたころ、私は「はやぶさ」の存在すら知りませんでした。…
  
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2010年6月12日
  
MUSES-C」以前
スーパーバイザ 早川 雅彦
   
今、私は「はやぶさ」となった「MUSES-C」地球帰還運用のスーパーバイザのひとりとなってその最後を見届けようとしている。
初めてスーパーバイザとして運用したのが、「はやぶさ」が行方不明になった後に再び通信可能になり、地球帰還時期が3年遅れると決まってからだから、かれこれ4年のキャリアとなった。…
   
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2010年6月12日
   
ウーメラにて、「はやぶさ」の帰還を待つ!
航法誘導系 久保田 孝
  
宇宙研にはいって、私が最初に従事したプロジェクトは、M-Vロケットと「はやぶさ」プロジェクト(当時のコードネームは、MUSES-C)です。特に「はやぶさ」は、構想段階から検討に加わりましたので、かれこれ15年以上になります。…
  
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2010年6月11日
  
はやぶさ」帰還にむけて
内之浦宇宙空間観測所 運用支援 篠原 誠・谷口 和久(NECネッツエスアイ(株))
  
内之浦運用スタッフが「はやぶさ」の業務を始めたのは、2003年4月打上げ前の地上試験からでした。幾度かの地上試験を経て、2003年5月9日に大空に飛翔していくM-Vロケット5号機と「はやぶさ」を万感の思いで見送ってから、はやいもので7年が経ちました。…
   
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2010年6月11日
   
はやぶさ」を支える臼田宇宙空間観測所の運用業務
臼田宇宙空間観測所 局運用支援 狩野 光夫・三上 俊彦(NECネッツエスアイ(株))
   
思い起こせば、長い道のりでした。「はやぶさ」が小惑星イトカワ」にタッチダウンするまでの工程は概ね順調でしたが、まさかタッチダウン後に衛星からの信号が消失する事を誰が予想したでしょうか?…
   
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2010年6月11日
   
はやぶさ」の運用に想うこと。
相模原管制センター 運用支援 川田 淳・中村 陽介(NECネッツエスアイ(株))
   
はやぶさ」運用チームの業務は、探査機「はやぶさ」へコマンド(制御指令)を送信すること、及び「はやぶさ」から受信したテレメータデータ(探査機の健康状態データ、姿勢データ、コマンド受信データ等)をモニタリングし、異常やその兆候を発見次第対処することです。…
   
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2010年6月10日
   
はやぶさ」地球帰還に際し
三菱電機 臼田宇宙空間観測所アンテナ運用担当一同
    
臼田、鹿児島宇宙空間観測所のアンテナ設備を担当させて頂いておりますが、思い返せば「はやぶさ」の打上げは、臼田現地では、少ない限られた要員で時には、実質一人で全体の面倒を見るという、余り例の無い体制下での打上げ〜初期運用ミッションでした。…
    
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2010年6月10日
   
粛々と・・・
カプセル回収チーム測量班・ヘリコプター班 水野貴秀
   
担当したレーザー高度計LIDAR、開発段階で多くの問題が発生した。
発生した問題を、多分野の技術者が協力して対策を考え、1つ1つ丁寧に解決していった。…
   
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2010年6月9日
   
出立
電池屋〜方探班の一隊員として〜 曽根 理嗣
   
がんばれ「はやぶさ」。地球は、君の帰りだけを待っている。
君の帰還の日まで、「後、ジュウとサンニチ、後、十三日しかないのだ!」…
   
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2010年6月9日
  
どうやって地球に帰ろうか...(後編)
姿勢系 白川 健一(NEC 航空宇宙システム)
   
発想力や想像力が試される場面もありましたが、姿勢の運用は比較的単調な日々の連続です。時期によっては深夜や早朝の運用時間に生活リズムを合わせて、盆暮れ正月に関係なく、決められた作業をたんたんとこなしてきました。…
   
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2010年6月8日
   
どうやって地球に帰ろうか...(前編)
姿勢系 白川 健一(NEC 航空宇宙システム)
   
小惑星の観測を終えた「はやぶさ」に残された姿勢制御装置は、小さなホイールが一つと軌道変更用のイオンエンジンだけ。さて、どうやって地球に帰ろうか....
   
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2010年6月8日
   
新米スーパバイザのつぶやき
スーパバイザ 照井 冬人
   
縁あって、提案中である「はやぶさ」の後継機「はやぶさ2」の画像航法誘導制御系の検討に関係することになって3年弱、「はやぶさ」の運用の現場責任者であるスーパバイザとして運用に参加するようになって1年弱になる。…
   
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2010年6月7日
   
はやぶさ」に導かれて
方探班 3班 班長 岡田 尚基
   
はやぶさ」のカプセル回収について声がかかったのは、2009年の10月半ばでした。普段は科学衛星のテレメトリデータベースやデータ公開に関する仕事をしている私にお誘いがあったのは、…
   
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2010年6月7日
  
ひとがはじめて見る景色
マルチバンド分光カメラ(AMICA)チーム 中村 良介(産業技術総合研究所
    
「いまだかつて誰も行ったことのない場所へ行って、その場所の景色を見る最初の人になる」
人跡未踏の地がたくさんあった100年前ならともかく、現在の地球でこの願いをかなえることはかなり困難です。…
   
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2010年6月6日
   
長い長い物語の一区切り
マルチバンド分光カメラ(AMICA)チーム 齋藤 潤(東海大学
   
今、私の手元に1冊の古ぼけた小冊子があります。タイトルは「小惑星サンプルリターン小研究会」。1985年6月に当時目黒区駒場にあった宇宙科学研究所で開かれた研究会で講演された内容がまとめられた冊子です。…
    
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2010年6月4日
   
旧姓「MUSES-C」の頃
元・MUSES-C軌道計画・M-V-5号機軌道計画担当 山川 宏
    
久々に昔の資料が入ったファイルを取り出して、MUSES-C時代に検討した内容をまとめた技術資料のタイトルを以下に列記してみました。学会発表資料や投稿論文を除外したすべて当時の内部資料です。…
   
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2010年6月3日
   
出立前のメッセージ
電池屋〜方探班の一隊員として〜 曽根 理嗣
   
先発隊が日本を発った。僕ももうじき後を追う。
現地では、皆で顔を合わせるタイミングは少ない。皆、砂漠に散っていく。
いざみんなで砂漠に展開するときには、水杯でも交わそうか。もちろん別れの水杯ではなく、…
   
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2010年6月3日
    
再会
国際調整担当 山崎 秀人
   
因果とはあるのでしょうか?「はやぶさ」とは初対面ではなく、「再会」でした。
私は旧宇宙開発事業団NASDA)へ入社して、配属は国際部でした。国際部で主に国際調整や協定の締結のお手伝いをしていたのですが、…
    
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2010年6月1日
   
はやぶさ」の遺伝子
はやぶさ運用元学生当番・現スーパーバイザ 森本 睦子
    
1本の論文と勇気を出して書いた1通のメールがきっかけで、私は今、ここJAXAの相模原キャンパスで深宇宙探査工学の研究と、はやぶさ運用の「スーパーバイザ」として現場の仕事の修行を積んでいます。…
    
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2010年5月31日
   
はやぶさ」よ、苦しいだろうが、踏ん張って地球に帰ってきてくれ!
カプセル再突入・回収運用隊実施責任者 長谷川 義幸
   
人間はなぜ宇宙に魅かれるのだろうか。
遠い昔、海で誕生した生命は長い年月をかけてリスクをかけて陸へあがった。そして、二足歩行の人間が生まれた。陸地だけを動く能力はすばらしいものがあったが、もっと高いところから鳥のように地上を見たいとの欲求が強くなってきた。…
   
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2010年5月28日
   
今から、お迎えに行きます!
カプセル回収班長 西田 信一郎
   
はやぶさ」は、ロボットなのだろう。(関係者が知恵を絞って練りに練った)指令は地上から送られているので、異なる意見の方もいらっしゃるが、アトムのような常に完全自律のロボットは殆ど存在しないのが現在の地球の実態である。…
    
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2010年5月27日
   
ひとつの探査機の最後
カプセル方探2班 班長 関 妙子
    
6月にオーストラリアに直接出向く回収隊メンバーは、年齢も経歴も専門分野も、実に様々な人々で構成されています。「はやぶさ」プロジェクトに最初から関わっていた方もいれば、回収フェーズになってから参加したメンバーもいます。…
    
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2010年5月25日
   
カプセルを探しに砂漠へ
SVの一人、XRS担当、回収隊・方探班 岡田 達明
    
この6月、「はやぶさ」のカプセル回収のために、アボロジニーの聖地、カンガルーやサソリの棲む、オーストラリアの砂漠まで向かうことになった。方探班の一員として、小惑星イトカワの試料の入っているはずのカプセルが出す電波を追跡し、…
   
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2010年5月24日
    
はやぶさ」と私
データ処理系・地上系担当 山田 隆弘
   
はやぶさ」は私が関わった多くの衛星プロジェクトの中でも私にとっては特別なものの一つである。私は「はやぶさ」プロジェクトにおいていくつかの仕事をしてきたが、まず最初に担当したのは、…
     
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2010年5月24日
   
「おかえり」と言うことの覚悟
キュレーションチーム 石橋 之宏
   
はやぶさ」が地球へ帰還した後、小惑星イトカワから持ち帰った試料を扱う「キュレーション」チームがその作業の本番を迎えます。私はこのチームにいます。キュレーションの主な仕事は2つあります。…
    
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2010年5月21日
   
青春の方眼紙
元・科学観測(カメラ)及び広報担当 寺薗 淳也
    
いまでも目に焼き付いている、研究の一シーンがある。
学生時代、ある日の研究室。お茶のみ部屋に入っていくと、机の上に、工作用の方眼紙が置いてあった。先生たちがはさみを持って、なにやら突如として工作をはじめている。…
   
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2010年5月20日
  
4年ぶりに「はやぶさ」運用に復帰します!
〜「はやぶさ」が、まだあまり有名でなかったころ〜
姿勢系 橋本 樹明
   
私は「はやぶさ」(というより開発時のコードネーム、MUSES-Cミューゼス・シーと呼んだ方が適切でしょうか)の構想段階から姿勢軌道制御系担当としてチームに参加していましたが、…
   
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2010年5月20日
   
はやぶさ」は入社を待っていてくれました
カプセル方探4班 班長 平原 大地
   
入社して最初の年、「はやぶさ」カプセル回収チームのお誘いが来た。方位探知のためのアンテナをオーストラリアの砂漠に設営し、カプセルからのビーコンを補足する仕事だった。…
   
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2010年5月17日
    
はやぶさ君きっと連れて帰るから
回収チーム 並木 道義
    
はやぶさ君は2003年5月9日に鹿児島県の内之浦から旅立ったのは皆さんもよく知っていると思います。
実はその前の年2002年、既に活動を開始しているチームがありました。…
    
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2010年5月14日
   
ウーメラ砂漠に「サクラサク」ために
軌道決定 大西隆史(富士通株式会社)
   
これまで10年あまり、「はやぶさ」軌道決定のシステム開発と運用に携わってきた。
「軌道決定」というのは、探査機が現在どこを飛んでいるか、その位置と速度を調べる作業で、…
   
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2010年5月13日
   
「終わりじゃない!」
近赤外分光器 安部 正真
    
はやぶさ」の地球帰還が間もなくです。先日「はやぶさ」再突入・回収運用隊の結団式がありました。多くの関係者が集まり、「はやぶさ」帰還運用・カプセル回収運用に多岐にわたる人がかかわっていることを改めて感じました。…
    
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2010年5月12日
    
はやぶさ君を描いて
会津大学 奥平恭子(元・宇宙研 藤原顕研究室)
   
ある日、研究室の先輩が「こんな絵本を作ろうと思ってるんだけど、どう?」と言ってチラシの裏に書かれた「はやぶさ君の冒険日誌」の原案を持って来たのは、まだ私たちが藤原研究室の学生だった頃だ。その先輩とは、…
    
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2010年5月11日
    
はやぶさ生命体”は不滅です
元サイエンスマネージャ 藤原 顕
    
ISASをはなれてから大学生や一般の人、さらには小学生を相手に宇宙の話をする機会が増えました。宇宙の話をするときに必ずでてくるのが日常使われないような桁の大きな数です。これを実感として分かってもらうためによく使うのが、…
    
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2010年5月10日
    
ほんとうに帰ってくる...
はやぶさカプセル 山田 哲哉
    
カプセルの再突入というのは、いつも最後にやってくる。だれも打ち上げの最初に再突入させたりはしない。カプセル屋としては、そういうものがあっていいと思うのだが、打ち上げの時に再突入するのはだいたい失敗であるし、そうかといって千年先まで再突入して来ないカプセルもうまくない。…
    
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2010年5月7日
    
はやぶさ」宇宙開発史上のトップ7に選ばれる!
元「はやぶさ」project executive 上杉 邦憲
    
世界中の宇宙理工学者から選ばれた会員からなる国際宇宙航行アカデミー(IAA:International Academy of Astronautics)は今年創立50周年を迎えました。…
    
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2010年4月27日
    
一点突破全面展開
はやぶさプロジェクト 國中 均
    
第1期軌道変換までは宇宙技術に没頭させてもらったけれど、それ以降は仕事内容がすっかり変質した。着陸許可取得・安全審査実施・輸出入手続き・契約業務・ロジスティクス・各種会議の設定・運用班員編成・予算管理・情報管理・労務管理・・・等など、研究開発とはかけ離れた分野と付き合わざるを得なくなり…
    
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2010年4月20日
    
涙、涙、涙・・・
プロジェクトサイエンティスト 吉川 真
    
すでに使い古されている言葉ではあるが、小惑星探査「はやぶさ」のミッションを一言で言うと、「未知・未踏への挑戦」である。世界初の小惑星サンプルリターンミッション。人類史上初の地球・月以外の天体からの離陸。人類が初めて見た大きさ500mの天体の素顔。予想もしていなかった数々の困難と…
    
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2010年4月15日
    
はやぶさ」、そうまでして君は。
プロジェクトマネージャ 川口 淳一郎
    
はやぶさ」の帰還がせまるなか、2009年11月、すべてのイオンエンジンの寿命がつき、運用停止に追い込まれた。だが、われわれプロジェクトは、彼をあきらめさせることなく、動くものはなんであれ動員してあらためて走りださせることに成功した…
    
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Copyright 2010 Japan Aerospace Exploration Agency

 
追記)それにしても日本の宇宙開発予算の少なさは米国に規制でもされているのか?
   ちなみに下記のリスト、子ども手当4兆6000億円(1万3000円ベース)が抜けているよ
   2chサーバ堕ちはおめでとうアクセス?韓国のジェラシーアタック?
  

8兆9547億円 男女共同参画推進関係予算の高齢者向け予算(2005年度、概算要求)
6兆9473億円 公共事業関係費(2007年度政府案概算要求)
5兆9462億円 道路特定財源(国と地方の合計、2001年度)
4兆8016億円 防衛関係費(2007年度政府案概算要求)
3兆5780億円 アメリカ合衆国の宇宙関係予算
3兆1280億円 りそな銀行に投入された公的資金
2兆4045億円 生活保護支出(2003年度)
1兆6743億円 男女共同参画推進関係予算の男女共同参画等向け予算(2005年度概算要求)
1兆4400億円 東京アクアライン建設予算
1兆3600億円 全国の「朝鮮銀行」に投入された公的資金(1998年から2002年まで)
  8200億円 瀬戸大橋建設費
  7293億円 ODA(2007年度政府案概算要求)
  6724億円 NHKの予算(2005年度)
  6216億円 欧州の宇宙関係予算
  6074億円 食料安定供給関係費(2007年度概算要求)
  5000億円 明石海峡大橋建設費
  2845億円 日本の宇宙関係予算 ←――――――――ここ!!
  2273億円 「中国」への日本のODA(2000年度)
  1625億円 中小企業対策費(2007年度概算要求)
  1212億円 「中国」への日本のODA(2002年度)
  453億円 会計検査院による2005年度の税金の無駄遣い総額
  357億円 映画「スパイダーマン3」の制作費
  240億円 映画「タイタニック」の制作費
  200億円 映画「アルマゲドン」の制作費
  144億円 映画「エヴァンゲリオン」実写版の制作費
  138億円 衆議院赤坂議員宿舎総工費
  127億円 はやぶさ本体の開発費 ←―――――――ここ!!

 

はやぶさ、後継機の予算3000万に縮小…着手できず
 
 宇宙航空研究開発機構は後継機「はやぶさ2」の計画を進めている。文部科学省は昨夏、今年度予算の概算要求に17億円を盛り込んだが、政権交代を受けた予算削減で3000万円に縮小。製造に着手できなかった。
 
 はやぶさ2は、目標とする小惑星と地球の位置関係などから、2014〜15年に打ち上げないと、次の機会は10年以上も先になる。来年度には製造に着手しないと間に合わない。川端文部科学相は11日、「(はやぶさの実績が)次につながるようにしたい」と述べた。
 
 ただ、財政状況は厳しい。宇宙開発の今年度予算は3390億円で前年度比2・6%減。今後も大幅増は見込めない。はやぶさの快挙をどう生かすのか、注目される。
 
(2010年6月14日 読売新聞)