“増税万歳状態”の異常

クルーグマン論文が転載されたのもダイヤモンドだったね。
そして増税派は完全スルー。
反対だったら世界の権威がこう言っているとか大騒ぎするくせにwww
 
岸さんも言うようにミンス・ジミン・マスゴミのジジイ連合は時代に逆行している。
若年世代こそがこの異常と閉塞を打ち破れるはず。
つまり、ここが世代間闘争の現場なのだ。
 


勝栄二郎(かつ・えいじろう)】1950年生まれ。東大法卒。75年大蔵省入省(現財務省)。主計局主計官(建設、公共事業担当)、総括審議官、官房長などを経て、09年から主計局長。埼玉県出身。

岸博幸のクリエイティブ国富論
【第156回】 2011年9月23日

岸博幸
国を挙げた“増税万歳状態”の異常 クルーグマン教授の緊縮財政批判に耳を傾けよ
http://diamond.jp/articles/-/14124
(略)
 従って、結論として教授は、将来よりも今の経済を何とかするための政策が必要と主張しており、具体的には財政拡大と積極的な金融緩和の組み合わせを実行すべきと述べています。
 クルーグマン教授の主張は、欧米における緊縮財政一本やりの風潮への批判として展開されていますが、この議論は欧米以上に日本の経済財政運営に対する批判として的を得ているのではないでしょうか。
(略)
 このように考えると、日本は本当に大丈夫かと心配になってきます。野田政権は財務省のシナリオ通りに着々と増税を実現しようとしていますし、野党第一党自民党の執行部も増税に賛成です。

 更に言えば、主要な新聞もすべて増税に賛成です。米国ならば、緊縮財政に賛成する論調だけでなく、クルーグマン教授のような異論もちゃんと新聞に掲載されるのに、日本の新聞では増税に賛成の論調やコメントしか出ません。官僚に根回しされているのであろう財界まで、増税に賛成する始末です。この国を挙げた“増税万歳状況”は異常です。

 ただ、救いはあります。与野党の双方を通じて、特に若手の政治家の方にはクルーグマン教授の主張に近い真っ当な考えを主張する人が多いということです。ちょうど民主党税制調査会でも増税を巡る議論が始まりましたが、民主党の若手の先生方にはそこで是非頑張っていただかなくてはならないし、野党の若手の先生方にも国会などの場で頑張ることを期待するしかありません。

 あとは、私たち国民の側も、大新聞の一面的な増税報道に惑わされることなく、正論を主張して頑張る政治家をもっと強く応援する必要があるのではないでしょうか。みんなで力を合わせて、この異常な状況を何とかしましょう。