米国債を買うべきとは思わないが、ファンドと名の付くものは買ってはいけないのは確かだなw
というか「証券会社のトクは投資家のソン」と書いた功績は大きい。
このヒトの本を読みたくなった。
ダイヤモンドには証券会社の広告は少ないのか?
証券会社が売りたがらない米国債を買え!
【第3回】 2011年8月31日
林敬一
債券ファンドは買ってはいけない
http://diamond.jp/articles/-/13806
(略)
しかし、こうした債券ファンドは間違っても買ってはいけません。
なぜか?
価格が上下して、元本割れする可能性があるからです。
「債券投資だって同じじゃないの?」
いいえ、債券は購入時に金利が決まり、満期までの間、ずっとその金利を享受できます。満期前に売却する場合は、価格が上下して元本割れの可能性もありますが、満期まで持てば決まった額が返ってくるのです。ですから「フィクストインカム(Fixed Income)」と呼ばれます。債券ファンドはそんな約束はミジンもしてくれません。
「じゃ、なんで世の中にはゴマンと債券ファンドがあるの?」
証券会社が儲かるからです。証券会社のトクは投資家のソン。それが投資の世界の鉄則です。
(略)
2011年7月30日の日経新聞朝刊の特集「さまよえる個人投資家 下」の記事で、野村総研の調査によると、「10年度の毎月分配型投信の基準価額は、平均すると分配前の1万円が分配後は約9100円に下がった計算になる。1〜2年後には元本割れの大きさが問題になりかねない」とあります。
えっ、 1〜2年後???
冗談じゃないですよね。「1〜2年後には大きな問題になりかねない」ってわかっているのに、元本が減っていることも認識していないような個人投資家を相手に販売し続けているなんて。
私がいままでアドバイスした方のうち、高齢の方で元本が棄損していることを認識されていた方は一人もいませんでした。
配当は、元本が1万円を上回った分だけに規制するべきです。
すみません、この話をするとつい頭に血が上ってしまいます。
フィクストインカムの世界から見れば、投資信託とは、ショバ代を取られ続けるバクチに見えるのです。最初からバクチをするつもりならいいのですが、その気もないのにバクチをさせられている人を見ると、放ってはおけない気持ちになるのです。