なんで東電は刑事責任を問われないの???

ユッケ3人で逮捕なのに放射能40万人はスルーってどゆこと?

週刊・上杉隆
【第181回】 2011年7月1日 上杉隆
なぜ東京地検特捜部は
東京電力本店を家宅捜索しないのか
http://diamond.jp/articles/-/12933
(略)
 そうこうしているうちに、株主総会は終わり、社長は交替した。東電幹部は、実質、誰一人責任を取らずに給料をもらい、普通の生活を送っている。
 
 一方で、ユッケを売った社長は、徹底的に糾弾され、人生のケリを付けさせられようとしている。
 
 思えばそれは堀江貴文氏に対してもそうだった。検察は、堀江貴文氏を、なんの前触れもなく逮捕し、家宅捜索を繰り返し、結果、会社をつぶし、実刑有罪判決を食らわせ、刑務所にぶち込んだ。マスコミは彼を極悪人に仕立て上げ、社会から抹殺した。
 
 だが、彼は、本当にそんなに悪いことをしたのだろうか。
 
 この国では、あまりに巨大な悪は免責されるのだ。国家が加担し、マスコミが黙認した犯罪は、見逃されるのだ。
 
 そして、5年後、10年後、国際賠償などの信じがたい不幸がこの国を襲い、多くの国民が被曝による健康被害と戦い始めた頃、東電幹部たちは、引退し、何食わぬ顔で生活していることだろう。
 
 それは今の政府、マスコミにも言える。犯罪者たちを放置することは決して許されない。犯罪者は罰せられるべきなのだ。さもないと、日本の復活はありえず、被曝者たちも浮かばれないのだ。