日本の大学の一番大事な仕事は入試(階級選別試験だから)

伊東さんも指摘しているが、今回のカンニング方法はあんまり意味が無い。
ネットに晒せば気づかれる。
そうなると投稿した携帯は特定できるし、複数の回答を書き写せば答案から特定される。
やるなら人目に触れずにやらなきゃ。
 
携帯電波を遮断する機器なんて普通に売っている。
試験会場を電波的に遮断すればいいだけのこと。
その程度の措置をとっていない試験当事者って呑気だなあというのが漏れの最初の感想だった。
それにしてもうっかり漏らした「入試が一番大事」という本音にワロタwww

2011年3月3日(木)
携帯カンニング工夫するヒマに勉強しろよ!
現役東大教官の目で見る京大カンニング「傾向と対策」
伊東乾
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20110302/218690/?P=1
(略)
この問題について、この原稿を念頭にTwitter上でブレーンストーミングさせてもらっていた時、ある方から

京都大学の記者会見で『入試は大学の業務の中で最も大事な社会的な契約事項である、万全を尽くしているつもりだが、それを妨害された』と言っているのを見て、頭がどうかしているのかと思った」

と頂戴しました。実は私も大学慣れしてしまって、入試が最大重要業務という常識に染まりきっていたのですが、その方のご指摘は実に直球で

「大学は本来、学の府として高度な研究と教育の末に社会に役立つ人材を輩出してこそ大学ではないか」

というまことに正確なご批判。そうなんですね、京大記者会見は結果的に「大学として一番大事なこと」として「人材育成・研究教育」以上に「入試」が大切、という、現場の常識を語ってしまった。これは、あまりほかの方が指摘しそうにないので、言っておくべきかと思います。

 そうなんです、学生の単位取得だとか卒業だとか、あるいは卒業後の進路とか、そういうことは大学全体を揺るがすようなことにはなりません。逆に、入試で何かあったら、学長や入試責任者は下手すればクビが飛びかねないかもしれません。そういう現実認識が大学の中にあります。

 そして、これ自体が実は日本の大学の病だといわねばならないと思います。
(略)