インサイド・ジョブ


面白そうだね。
ただ「アメリカの回転ドアシステムの弊害を鋭く暴く」って紹介はどうなの?
そうじゃなくて素直に「金融危機を糾弾する映画」だろ。
もっといえば「デビッドがジェイを糾弾する映画」www

2010年12月20日(月)
映画「インサイド・ジョブ」の衝撃(ただし、日本公開未定)
誰が世界金融危機を作ったのか?《一部ネタバレあり》
田村耕太郎
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20101217/217608/?P=1
(略)
 アメリカの回転ドアシステムの弊害を鋭く暴くドキュメンタリー映画「Inside Job(インサイド・ジョブ)」(日本公開は未定)が話題を集めている。アメリカでの公開は2010年10月8日。今年度のアカデミー賞ドキュメンタリー部門候補との呼び声も高い。
(略)
国家的ねずみ講を暴く!
 
 インサイド・ジョブとは、「内部者の犯罪」を意味する。2008年9月のリーマンショックが引き金となった世界金融危機は、その内部にいたものが人工的に作り出した、と示唆しているわけだ。
 
 映画の中で、英大手紙「フィナンシャル・タイムズ(FT)」の名物論説委員マーティン・ウルフ氏が、「アメリカの金融は、国による“ねずみ講”だ」と一言で斬っている。これが映画のエッセンスである。
 
 その後始末は、金融長者ではなく、社会の底辺であえぐ世界中の人たちによって負担される。中国規制当局者は「冷戦時代に大量破壊兵器開発に携わっていたエンジニアが、冷戦後は金融市場で大量破壊兵器を開発してきた」と辛らつだ。金融危機を作り出した張本人たちは、お縄になるどころが、再びその力を増している。これが“あらすじ”である。
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 インサイド・ジョブの中心にあるのが、ゴールドマン・サックスだといわんばかりの作りである。もともとファーガソン監督は、ゴールドマン・サックスCEOから財務長官に転出したポールソン氏を主役にするつもりだったらしいが、ほかの会社も相当インサイド・ジョブに関わっていることが判明し、「ゴールドマン・サックスへのスポットライトが分散してしまった」と自身への取材で答えている。
(略)