南京陥落

   

  

   

  

  
最近では南京事件との絡みでしか語られない南京陥落。
古代シナ文明の派生文化圏であったニッポンがシナ本国の首都を陥落させた。
NegativeにとろうがPositiveにとろうが南京陥落は時代の画期を成す事件だと銘記すべきだ。
1937年8月13日、蒋介石率いる中国国民党政府は突如上海の日本租界を攻撃、日中戦争が始まった。
しかし急遽救援に駆けつけた日本軍は中国軍を撃退。
余勢を駆って壊走する中国軍を追撃し4ヶ月後には敵の首都南京を陥落させた。
ここから先中国軍との大会戦はほとんど無くなる。
蒋介石は自力での抗戦をあきらめ連合国の日本攻撃に期待しサポートする方針に転換したからだ。
戦史的にも画期なのである。
   
ところで立場を換えて考えれば、この事態は中国軍に東京が占領され北海道あたりにソ連の支援を受けた臨時政府が誕生したようなものだ。
日本人はほとんど意識していないが中国人にとっては強烈に劣等感を刺激する事件である。
開封が陥落した靖康の変に匹敵する事件なのだ。
だから中国人の南京事件への言及には微妙な陰が宿る。
というのは日本軍を糾弾するのはいいのだが、前提として首都を陥落された恥辱が想起されるからである。
   

南京、虐殺同胞を偲ぶ一連のイベントを開催
2009-12-12 20:02:21
http://japanese.cri.cn/881/2009/12/12/144s151638.htm
 
今年の12月13日は南京大虐殺72周年の日です。新華社通信によりますと、12日夜から、南京では被害者を偲ぶイベントが数多く行われる予定です。
 
 関係筋によりますと、これらの記念イベントには、平和の灯火への点火、犠牲者の供養、中日僧侶による平和を祈る法事、「南京国際平和の日」の集会、新劇『陥落』の上映及び市内各地にある犠牲者の合同埋葬地での記念活動などが含まれています。
 
 1937年12月13日、日本軍は南京を占領しました。その後の6週間、南京市民と武器を手放した兵士30万人あまりが殺害された事件が起きました。(翻訳:Yan、Kanai)