パターナリズムとマル経

   
兵頭二十八さんが「老いぼれ犬は新しい芸を覚えない」という英語のことわざを紹介していたが、あれは40歳を分水嶺としていた。
池田さんはマル経世代はもうダメポとtwittwerでつぶやいているようだ。
  
たしかに漏れから見ても今の現役ジジイ世代のアホさ加減は異常。
そして不思議。学歴が高くても低くても一律に頭おかしいんだもん。
でもそれもこれも”マルクス主義上九一色村”で過ごした学生時代の後遺症だと考えれば何となく想像は付く。
 
でもそれなら世代論でカタがつくはずだよね。
実は漏れはそう思っている。
つまり現在の赤化は”団塊サヨク”引退直前の高揚だとみている。
なにしろ世代ですから、ノンポリ・ウヨクを含めて赤が標準なのだ。
で、引退直前ということは最も高い地位についているわけで、薄らサヨク老人達がもはや論理ではなく情緒で駆動されているわけ。
揺り籠で聞いたGHQの子守歌が今頃発動しているのだ。恐ろしや〜(笑)
ではその先の世代はどうだろう?
団塊ジュニア世代までは薄らサヨクの時代が尾を引くが、いまが最悪期ではないだろうか。
その後は「現実論」がだんだん台頭していって日本人はオトナになるのだろう。
 
現在は漏れたちは万年野党の奇麗事が崩壊している様子を日々見ているわけだ。
そこではじめて日本人の昭和元禄鎖国時代のお花畑幻想が風化してゆく。
天日干しされたミイラのようにね。
なにしろ政権交代童貞54年の乙女幻想だからなかなか始末に悪いけど、日本人は馬鹿ばかりじゃないから。
 
だけど頭を切り換えられない「世代」的悪影響は残響するだろう。
73年まではサヨク幻想が残っていたとすれば問題となる世代は73ー18=55年生まれまでだな。
この下の世代の「純粋真っ直ぐ君」は人権・環境洗脳を受けているのでそれはそれでやっかいなんだが、バブル崩壊以降に大学入学した世代はではもうその悪弊さえリアリズムで浄化されてはじめている。つまり75年生まれ以降(93−18=74)。
 
 〜55年→2015年に60歳
 〜75年→2035年に60歳
 
いまはサヨク世代が引退するラスト5年間にあたる。(選挙権的にはまだまだしぶといけど)
その後の20年は過渡期で、民主党の無様な理想主義の崩壊を目撃したリアル世代が台頭する時期になる。
攻守交代時期は2025年くらいか。
したがって現在から15年くらいが日本をほどよい民族主義国家として再建する保守運動の日程感となるだろう。
ちなみに外資族残党が主導権を握る自民党には期待するだけ無駄。(笑)
   
で、マル経なんですが、漏れの時もしっかり生き残っていましたが、ハッキリ言ってもう伝統芸能扱いでしたね。
一応崩壊した理由を確認する意味で学びましたが・・・そもそも洗脳されるほど入り込めなかった。
ただ、マル経はパターナリスティックであるが、パターナリズムはなにもマルクス主義だけじゃない。
その後世代の人権・環境ファシズムパターナリズムという問題もあるわけです。
そもそも民族主義というのも当然パターナリズムなわけだ。
よって彼我を分けるのは小政府・自由相互扶助という観点だろう。
マルクス主義、人権・環境ファシズムに共通するのは全体主義=上から強制のパターナリズムということ。
好きなもの同士で勝手にやる分には害がない。
つまりKuropatkin流の相互扶助を社会原理にすべき。
10年代のアナボル論争再興じゃ。ψ( `∇´ )ψ
    

逆に学生時代にマルクス主義をたたき込まれた人は、60過ぎても頭が切り替わらなくて、無意識のパターナリズムが身についている。私は大学で社会主義の崩壊を経験したので早めに卒業できたけど、一般的には50代以上は「近経」はほとんど知らない。
http://twitter.com/ikedanob/statuses/5945850388