『硫黄島からの手紙』の感想

  
元助監督で作家の安達遥さんが『硫黄島からの手紙』をみた感想を書いている。

その後、見るつもりはなかった「硫黄島からの手紙」を途中から見る。いやあ、イーストウッドが、日本映画をキッチリと作った!という感じ。全篇のほとんどが日本語。日本人の描写に妙なところはない。しかも映画としてすこぶる面白い。そして……これを見たら、原因とか理由とかいろいろ言う人はあろうが、戦争は絶対に嫌だ、ということで衆議一決すると思う。それでも勇ましいことを言う奴は、お前自身が戦場に行け。
http://homepage.mac.com/adachiyo/iblog/(09年8月15日)

「戦争は絶対に嫌だ。お前自身が戦場に行け」と反戦平和に燃えたようなのだが、これっておかしくないか?
もちろん戦争は厭だ。包丁で指の先を切るだけで大騒ぎする漏れ的には大ケガ死亡当たり前の戦場は恐怖の的だ。
だが、硫黄島戦は日本に攻めてくる外国軍を防ぐ話なのである。厭もなにもこっちに選ぶ余地はないのだ。
それにこの言葉たぶんソエジーの決めぜりふから採用しているような気がするのだが、副島さんは外国での戦争はやってはいけないが日本が侵略されたら皆で自衛隊を支えて闘おう!と言っている。だから硫黄島に関しては「俺も行く」のはずなのだ。
むかし「せんそうはいけないとおもいます」と書いて100点もらった人は中年になってもこんな幼稚な脊髄反射をしてしまうのかな。┐(´д`)┌ヤレヤレ
 
追記)
ところで以前のエントリーに書いたけれど、ずいぶんマシとはいえ、この映画でも日本人の描き方が変なところはある。違和感抱かないところに違和感を感じる。(笑)