日本の仏

図説 あらすじでわかる!日本の仏 (青春新書インテリジェンス)

図説 あらすじでわかる!日本の仏 (青春新書インテリジェンス)

   
お盆の中日なので。
青春出版社はなんか軽く見られがちな出版社だけど、漏れはとってもお世話になっている。
森羅万象を庶民向けにわかりやすく決して偉そうにならないで解説してくれる良心的な出版社だと思う。好きだね。
で、仏教なんだけど、漏れ的にはシッタルダ王子の認識論・存在論として捉えているので、各種各様の神霊の存在はいかがわしいとしか思えない。仏教じゃなくて素朴な神話世界としてなら受け入れられるんだけど。結局日本では神道的世界観に仏教のロゴスを被せただけなんだと思う。だから日本人は本当は仏教徒でもキリスト教徒でもなくて日本教であり神道であるというのが達見だと思うね。西欧人だって本当は地母神や自然崇拝を偽装しているんだと思うよ。
        
如来>    ブッダのこと。いつの間にかシッタルーダ以外のブッダや世界根本原理?も意味するようになった。
<菩薩>    ブッダに成る前のリーチかかった人のこと。半分ブッダ?で人間に干渉する。キリスト的?
明王>    ブッダのガードマンでお節介にも人間に解脱するよう恫喝するカミサマ。
<天>     精霊ですね。キリスト教でもそうだけど、これってなんなんだろうね。要するにカミサマ。
<権現・羅漢> え〜、ブッダの高弟やら、ブッダの仮の姿。ウルトラマン
        
というわけで、擬人化はほっておいて、キャラ的には、
 
・あっちの世界に行っちゃったブッダ
・この世にいる救い主ボサツ
・カミサマ
・半分カミサマ化している偉いお坊さん
 
の4段階で理解していいと思う。
ブッダはあっちの世界に行っちゃっているので、もはや抽象的存在なんだよね。
この世に干渉してくれるのは、ボサツとか権現なんだよなあ。
明王やら天やらはブッダの部下として彩りを添えるけど、拝む対象としてはちょっと違う気がする。
   
追記)
それにしても幸福実現党ですが、大川隆法って仏陀の生まれ変わりなんだって!
最終解脱して輪廻から解放されたんじゃなかったの?〜ψ( `∇´ )ψ