坂の上の雲批判

     

  
    
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
ぜったいこういうこと言うサヨク出てくると思ってたよ(笑)
   

       
つうか、こういうサヨへの言い訳のために作ったのが『JAPANデビュー』『日本と朝鮮半島の2000年』だからね
(やりすぎて味噌つけたけどψ( `∇´ )ψ)
もともと今日の保守運動の本流となっている『教科書をつくる会』自体が司馬遼太郎史観を標榜して始まったわけだし、司馬作品は明治維新から日露戦争までをロマンチックに讃える国民叙事詩だから。
   
主催者の共産党発表で200名ということは実態は70〜100名。動員がほぼすべてで一般人は京都シネマ絡みの10人くらいというところかな。
このシンポは海外派兵を止めさせるためには軍国主義賛美の坂の上の雲を放映するな!という趣旨。
漏れも安易な海外派兵反対なんで一定支持したいところだが、それにしてもメンバーが爺さん婆さんばっか。
サヨク運動ってぜんぜん継承されていなんだなあ。。。だって虚心坦懐に聞けば論理破綻しているもんな〜
社会主義の失敗を総括したうえで感情論じゃなく現実的な反戦の論理を構築できなかったサヨクの自業自得なんだよなあ。。。
漏れは健全なサヨクってのは必要だと思うんだがなあ。。。
   
ところで漏れは80超えても政治活動しようという爺さん婆さんは大好きだ。戦中派には敬意をもっている。
だが、こういう形での反対集会は生物学的にどう考えてもあと10年で無くなるよな・・・
無くなる前にできるだけ参加したいんだけど・・・東京ではやらないのかなあ?
   
ところで下記文中に「ミリタリズム」なる語が出てくるのが唐突だ。
なぜ素直に軍国主義と言わないのか?
想像するに『坂の上の雲』は軍国主義賛美だ!と言っちゃうと国民からそっぽを向かれることを怖れたんだろう。
なんだかんだ言っても日本人は司馬遼太郎が大好き。(漏れは嫌い)
その司馬の代表作は『坂の上の雲』。
ということは日本人は『坂の上の雲』の歴史観を支持しているのだ。
であれば国営放送でドラマ化しても問題ないはずなんだが、彼らはNHKに「派兵反対の政治目的のために自粛せよ」と言っていることになる。これは通らないだろう。。。「戦争反対」のためのドラマは毎年大量に作っているわけだしね。
そもそもいつも思うんだが、彼らの考える戦争って何種類あるんだろう?
どうも全ての戦争は「侵略戦争」と「防衛戦争」に分けられるとでも考えているようだ。
共産党は絶対平和主義じゃなくて社会主義の自衛=良い戦争は認めているんだYO)
そのうえで日露戦争侵略戦争と描かない=間違った歴史観ニダ、となる。
でもさ、漏れは日露戦争は防衛戦争であり、侵略的側面もあったのだと思うよ。どっちの要素もあるんだ。
だってさ、朝鮮半島なんか領有しても経済的にいいことないもの。うぬぼれるなということ。
朝鮮半島を支配したのは一にも二にも安全保障のためだ。
だから防衛戦争であることは間違いないんだけど、日本領土外を支配したという意味では侵略でもあるよね。
   

司馬作品「坂の上の雲」考える
京大でシンポ ドラマ化を批判
  
司馬作品「坂の上の雲」のNHKでのドラマ化について考えるシンポジウム(18日、京都市左京区・京大会館)
 
NHKが11月から放映を計画しているドラマ「坂の上の雲」を考えるシンポジウムが18日、京都市左京区の京大会館で開かれた。近代史の研究者やメディア関係者が「日本の朝鮮侵略に触れず、日露戦争を『祖国防衛戦争』として描く作品だ」としてドラマ化を批判した。
 
 「坂の上の雲」は作家の故司馬遼太郎さんの代表作の一つで、日露戦争をテーマにした歴史小説。シンポは、趣旨に賛同する市民や有識者でつくる実行委の主催で、約200人が参加した。
 
 日朝関係などの日本近代史が専門の中塚明・奈良女子大名誉教授が講演で「『坂の上の雲』は、日本が朝鮮に何をしたか語らず、朝鮮の抗日運動にも触れていない。著者の『映像化してほしくない』という遺志に反してのドラマ化はおかしい」と指摘。元京都府立大学長の井口和起・府立総合資料館長や神谷雅子・京都シネマ代表らによるパネル討論では「日本では戦中、戦争協力にメディアが使われた。なぜ今NHKがドラマ化するのか議論を巻き起こさないといけない」などとの意見が出た。
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009071800167&genre=G1&area=K00

 

NHKスペシャルドラマ
坂の上の雲」を考えるシンポジウム
  
 NHKは、今年11月から、司馬遼太郎の小説「坂の上の雲」をテレビドラマ化し、大河ドラマの時間帯を使って放映する計画を進めています。
 しかし、「坂の上の霊」は、日露戦争を「祖国防衛戦争」とした上で、明治の若者がいかに祖国日本ために闘ったのかを描いたもので、ミリタリズムを鼓舞するものとなっています。このため、作者自身が生前この小説のテレビドラマ化に同意しなかったという、いわくつきの作品です。
 自衛隊ソマリア沖に出動し、海外派兵の恒久化がおしすすめられようとしている時期に、「坂の上の雲」がNHKでテレビドラマとして放映されることは、憲法9条の改悪の動きにつながる危険性を多分はらむものであり、これに対して市民の立場から批判して、議論を巻き起こしてい<必要があります。多<の市民の皆様の参加を心からよびかけるものです。
                                         2009年6月
    
日 時 :7月18日(土)午後1時〜
会 場 :京大会館 210号室
       〒606-8305京都市左京区吉田河原町15-9
        ●京都駅より市パスFD2のりぱ」206「京大正門前」下車
        ●三条京阪より京都パス「17番のりぱ」出町柳経由系統「荒神橋」下車
プログラム:
 第1部  あいさつ 岩井忠熊(立命館大学名誉教授)     (にゃんこ注記:87歳)
      基調講演 中塚 明さん(奈良女子大学名誉教授)  (にゃんこ注記:80歳)
  
 第2部 パネルディスカッション
      パネリスト
       井口和起さん(京都府立大学名誉教授)     (にゃんこ注記:69歳)
       神谷雅子さん(京都シネマ代表)        (にゃんこ注記:53歳)
       土橋 亨さん(映画監督)           (にゃんこ注記:68歳)
       湯山哲守さん(NHKを監視・激励する視聴者コミュニティ共同代表)(にゃんこ注記:65歳)
       渡辺輝人さん(弁護士)                     (にゃんこ注記:31歳)
  
主 催:NHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」を考える市民懇談会(座長:岩井忠熊)など、このシンボの趣旨・目的に賛同する団体・個人によって構成されだ市民シンポジウム実行委員会
  
連絡先:市民共同法律事務所(中島) 075-256-33201 FAX : 075-256-2198
http://homepage2.nifty.com/hikaku-kyoto/sakanoue.html  

靖国」と日本の戦争 (単行本) 岩井忠熊(1922-)
出版社: 新日本出版社 (2008/08)

海軍兵として航行中に撃沈され、九死に一生を得た経験を持つ著者が、その後の長い学究生活を踏まえて語りおろした著作である。
この手の本は基本的に、画期的な新事実や新発見をこれ見よがしに書くようなものではないし、枝葉末節をみみっちくあげつらいながら読むべきものでもない。そうではなく、著者の人生経験を踏まえて到達した歴史の語りが書き連ねられ、読み手はそれを静かに拝読する。そのようなあり方が望ましいのではないか、と個人的には思う。

名前 中塚明(なかつか あきら)
現職 (1929- )、奈良女子大学名誉教授、朝鮮史研究会幹事
スタンス 反日度★★★:親韓度☆:親北度☆☆☆
主な業績 日清戦争朝鮮侵略の為の謀略だったそうであり、近代日本は意図的に朝鮮民族への蔑視と偏見を作り出したらしい。日朝国交推進派で、2001年の講演では増元照明さんの質問に対し、拉致事件をでっちあげと批判した。
主な著作 日清戦争の研究(1968)、近代日本の朝鮮認識(1993)、近代日本と朝鮮 第三版(1994)、歴史の偽造をただす(1997)、歴史家の仕事(2000)
LINK 歪んだ歴史観が戦争を起こす、増元さんからのレポート
檀君who's who)

井口和起(1940-)氏「朝鮮3・1運動から学ぶ」
  
 3・1朝鮮独立運動89周年を記念する「憲法九条を生かしてアジアとの共生を考えるつどい」(日朝協会京都府連合会主催)が1日、京都市中京区のラボール京都で開かれ、市民ら60人が参加しました。
 井口和起・京都府立大学名誉教授が「朝鮮の3・1運動から学ぶもの」と題した講演をおこない、「大韓民国憲法が何回も改正されているが、日本の韓国併合(1910年)に対して1919年3月1日に起こった独立運動に基礎と起点を置いていることをしっかり見ておく必要がある」と強調。同国憲法侵略戦争を否認し、国軍の政治的中立性を遵守するとしていることをあげ、「韓国軍のイラク派兵は憲法違反との声が、韓国内で公然とあがる画期的状況になっている」と紹介し、北東アジアの平和と非核地帯化の実現へ、力をあわせるべきだと述べました。(詳細は「週刊しんぶん京都民報」3月16日付)
http://www.kyoto-minpo.net/archives/2008/03/01/post_4267.php