特攻の意義について

 

 
HistoryChanelの番組。
日本では洗脳されて特攻は無駄死=無効と言う人がいるが、本当は非常に効果的な攻撃だったことがわかる。
http://www.geocities.jp/torikai007/1945/tokkou.html
倫理的に正しいかどうかという話と効果的かどうかという話は別だ。
たとえば、自爆テロというのは非常に有効な戦術で米英軍を苦しめている。
特攻というのは技術的に考えれば実質的に精密誘導ミサイルのことなのだ。
VT信管で率は半減しても当時の技術水準からは防御不能な攻撃だ。怖くなかろうはずがない。
番組では直接に6000名以上の将兵が特攻攻撃で死んだと語っている。
日本側の記録では特攻に参加した将兵は6000名程度だから、kill-ratioが1となりすごい高率だ。
標的到達率が40〜20%だったことを考えれば尚更だ。
また、余談だがこの番組では敗戦時に自決した軍人が数百名いたことも触れられていた。
実証的でよい番組だった。
   
追記)
以前とりあげた『俺は君のために死にゆく』が残念だと想うのは、情緒的なストーリーであるのは仕方ないとはいえ、見た人にこういった基本的な事実を伝える努力が足りないことだ。感情的に馬鹿げた攻撃をしているかのように感じてしまいかねない。
航空戦略の専門家であり合理主義者だった大西中将がなぜ最初反対した特攻を受け入れたのか。
それには3つの理由がある。
(1)戦術としての有効性(2)反攻による講和条件の改善(3)戦後の精神復興のための礎
サヨクはそのいずれも無かったことにしているが、(1)(2)は実証的研究で結論は明らかだ。
(3)は思想の問題なので定量化できないが、特攻に寄せる若い世代の感想をみるにつけ、もっとも大きな遺産となのかもしれないと想う。
(だから漏れの好きな柳下毅一郎団塊脳みたいなこと言っていてガッカリだった、まぁウヨへの皮肉としては認めるけど)
   
:movie]
   
追記2)
今の世の中、誰もはっきりといえない真実
なんだかんだ言って、日本は大戦争を戦ったことで一目置かれている
負けた日米戦でも奮闘ぶりで敬意を払われている
日本は中国に負けたとは思っていない
それが中国人に対峙するときの心の奥底にある
非常に奥深いところで朝鮮を馬鹿にするのも戦争で負けたことがないから
結局人間は最後はカネやチカラで判断している
表向きの言い方は別にして
いくら正義のお説教をされても現実的な人間はそれがきれい事に過ぎないと知っている
そして中国人韓国人の劣等感溢れる人は、日本人が知っていることを知っているので苛立つ
しかしそれは無理なのだ