田母神論文騒動(3)@サンデープロジェクト

   

   
寝坊して起きたらテレビでやっていた。
漏れは田原総一朗をあまり好きではないので観るのをやめていたけど、出演者の豪華さでは他を圧倒している。
基本的には観るべきなんだろうな。定点観測。
 
で、もっと批判一色になるかと思いきや、潮も志方も基本的には田母神擁護。
田岡、高野は批判側なのだけど、全然論理性ナシ。
田原が議論しなきゃダメだ、とまとめて終了。
ちょっと意外な展開だった。
   
クー「財政出動しか手がない。それでも悪化を防ぐだけ」
榊原「国際大量発行でアメリカの金利は上がる」
クー「借り手がいないんだから上がらない」
榊原「10年前サマーズに投資銀行を規制しろと言ったのに拒否した。その彼がいま●●をやっている」
クー「投資銀行は6%、これが25%。整理に10年かかる」
榊原「4月のサミットがNew Bretton Woodsへ向けた議論のスタートになる」
    
潮 「彼は騒ぎを起こすことをわかってやった。彼が堂々と主張するのを見せないためにテレビ中継やめた」
志方「私は村山談話はキライです。でも閣議決定されている」
志方「憲法自衛隊が位置づけられないのが不満。そっちが本命だったろう」
田岡「日陰のモノだとわかって入るんだから入ってから不満を言うのは間違い」
田岡「満州事変に触れていない。張作霖爆殺。ロシアの資料は信用できない」
高野「手続き論じゃなくて堂々論争すべきだ」
志方「前日まで「自衛隊憲法違反・日米安保反対」の村山が突然最高司令官になった。これがシビリアン・コントロールかと思った」
田原「時代状況が昭和軍国主義の頃に似ている。やばい雰囲気がある」
志方「自衛隊がクーデターを起こすことはあり得ない。でも思いを発表するのはあるかもしれない」
潮 「田母神論文は基本認識は私と変わりません。自衛官も圧倒的に支持していると思う」
潮 「村山首相は「侵略の定義は確立したものはない」と答えている。なのに何故違反したといえるのか」
田原「これは大問題なのにマスコミが逃げている」
高野「これは相当レベルが低い論文だ」
田原「具体的にみよう。ホワイト自身は大きな影響力をもたらさなかったと言っている。」
田原「ネットでは英雄。ヤフーでも支持率高い。どう思う」
田岡「近現代史を勉強しないのが悪い」
潮 「謀略で騙されたことも悪い。しかしそれを検証するのが問題。どうして議論を封殺するのか」
田原「論議しないのが問題。このままじゃ226が起こる可能性あると思う」
    

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11月16日放送

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田原コーナー①
   
G20閉幕直後、速報!金融サミット
どうなる?世界経済
   
「100年に一度」「人類未曾有」と言われる金融危機に対処するため、世界20の国と地域の首脳がワシントンに集結する。
日本からは麻生総理に加え、中川財務大臣も出席するが、日本はどんなメッセージを世界に発するのだろうか? 
   
 今回の金融危機をどのように総括するのだろうか?
また、世界的な経済減速にどのように対処するのか?
さらには、IMFなど世界機関をどのように改革するのか?
投資ファンド証券化商品、レバレッジ時価会計制度に、どんな規制を求めるのだろうか?
何より、21世紀の世界経済を、何処へ導こうとするのだろうか?
新興国も含めたG20サミットは、サンデープロジェクトの放送が始まる数時間前に終える。
   
 史上初の金融サミットを速報すると共に、今後の世界経済の行方を、田原総一朗と金融スペシャリストが緊急分析する!
   
≪出演≫
中川 昭一(財務金融担当大臣) ※ワシントン中継
榊原 英資(早稲田大学教授)
リチャード・クー(野村総研チーフエコノミスト
   

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田原コーナー②
   
これは「言論クーデター」か!?
田母神論文問題を斬る!
   
航空自衛隊の制服組のトップである幕僚長だった田母神俊雄氏が民間の懸賞論文で「我が国が侵略国家だったというのは濡れ衣」などと主張した問題が波紋を広げている。政府は、「現職の自衛隊幹部が政府見解と異なる意見を主張するのは問題」として田母神氏を降格、定年退職としたが、田母神氏は参考人として呼ばれた国会で「私の書いたものはいささかも間違っているとは思わない」と延べて、自説を撤回するつもりが無いことを強調した。
この田母神論文問題は、田母神氏一個人の問題にはとどまらない。田母神氏が最優秀賞を受賞した懸賞論文には97人もの自衛官が応募しており、田母神氏は国会で「私が呼びかけていれば1000を超える数が集まる」とうそぶいた。
田母神氏の論文や発言から読み取れるのは彼が日本という国家に抱いている「苛立ち」だ。田母神氏や田母神氏に共感する自衛官は、一体何に苛立っているのか?一体自衛隊の中で何が起きているのか?
今の状況を昭和一桁の時代に似ているという人がいる。当時、日本は不況が続いていたが、政財界は汚職にまみれ、現状を憂う軍人達がクーデターを起こす。5.15事件と2.26事件だ。
    
果たして今回の田母神問題は「言論クーデター」なのか?
平成ニッポンの自衛隊にクーデターの危険性は無いのか?
    
陸上自衛隊航空自衛隊のOBである識者二人と軍事ジャーナリストを招いて、
歴史認識から自衛隊の現状まで、田母神論文問題の論点を語り尽くす!
    
≪出演≫
志方 俊之(帝京大学教授 元陸上自衛隊北部方面総監) 
潮 匡人(帝京大学准教授 元航空自衛隊三等空佐)
田岡 俊次(軍事ジャーナリスト)