歴史に好奇心 江戸っ子に学ぶお金の使い方 第3回 大江戸金融道

       

         
なんでこんなエントリーが続くかというと、録画の棚卸しをしているから。(笑)
<メモ>
札指し=コメ・カネ両替+国家上級公務員専用サラ金
ご家人は年3回給与=コメを支給される。
年収350俵=140石≒140両≒1400〜2800万円
∵1石=2.5俵=150kg、1俵≒60kg、1両≒10〜20万円
札指し=コメ相場+年利18%貸し付け、で儲ける。
因みに1両≒4000〜7000文、1文≒20〜50円
         
でも最終的に儲けたカネは景気よく使った。それは彼らも江戸っ子だったから・・・
一見合理的経済人であるが、最後は前近代人なんだな。それだから愛されると。
          

「江戸っ子の生まれそこない金を貯め」と言うが、江戸には高利貸しで大もうけした町人もいた。幕府の家臣たちが給料である禄米(ろくまい)を担保に金を借りた相手、「札差(ふださし)」たちだ。もうけた金を吉原通いや芝居につぎ込み、並外れた浪費・豪遊を繰り広げた。江戸っ子たちは武士への対抗意識もあって、札差ら粋な金持ち町人を英雄視するが、武士にとっては目の上のたんこぶ。寛政の改革では幕府の強権で実に118万両(約3500億円)を踏み倒されている。間違って金を握った江戸っ子が武士を相手に繰り広げた丁々発止の金融道と、少々ニヒルで痛快な浪費振りを描く。
    
http://www.nhk.or.jp/shiruraku/200709/thurseday.html