『ガイアの夜明け』が左傾化している件

   
で、うってかわって『ガイアの夜明け』だが、今日のお題は格差社会シリーズ2回目、非正社員の労働運動密着ドキュメントだった。
漏れは普段ウヨク(?)がネットを駆使して手弁当で何百人も集まり政治行動をするのに比べてサヨクの駄目さ加減を罵倒している。ネットの初めの頃、市民運動への拡がりを期待していたのはサヨクの側だったのに、実際にネットで自由な情報の流通が始まったら活用しているのはウヨクの側だった。挙げ句の果ては盧泰愚を生んだ韓国型のネット運動を持ち上げる始末・・・そんなのクソにきまってるのに、サヨクはどこまで情報音痴=デジタルデバイドなんだと呆れた。(まぁ、日本の場合5・5体制で情報支配してきたのがサヨクだったのだから、その反動が「右傾化」なのは当たり前なんだけどね)
しかし、そういった老害サヨクとは別に自発的労働運動が発生してきている。漏れはそこに希望をみた。
勝間田翔さんにせよ、谷岡典子さんにせよ、いい顔してる。カッコイイ。
日本を資本の論理だけが罷り通る原野にしてはならない!
アホな老害サヨク思想に取り込まれることなく、地に足のついた運動をしてほしい。連帯したいぞ・・・
それにしても『ガイアの夜明け』日経の子会社(株式会社日経映像)が作っているらしいが、いい仕事しているなあ。来週は石原銀行のデタラメを追求するらしい。こういう左傾化は良い左傾化。どんどんやって欲しい。
しかしこれ本紙とどこまで連動してるのかな?なまじ日経に洗脳されないで独立路線を貫いて欲しい。
       

勝間田翔さん
     

日経スペシャル「ガイアの夜明け」 5月6日放送 第313回
            
絶望職場に光を!〜働くものに明日はあるか・第2章
              
働く人々の3割を超えるようになった、派遣・契約社員やパートなどの「非正社員」。しかし、「賃金未払い」「サービス残業」「待遇カット」は当たり前。あらゆる業種・業態で“品格なき”経営者たちが、労働者を痛めつけているケースが後を立たない。その労働者の大半は、「非正社員」たちだ。
一方的な賃金や手当ての引き下げ、さらには解雇など、企業側の都合で非正社員たちが容赦なく切り捨てられる実態・・・不安定な雇用を強いられ、まじめに働いても生活は切り詰めざるをえない。年収200万円以下の人々は、1000万人を越えるなか、結婚や子供を持つことを、できないでいる若者も多い。そうした中で、フリーター、契約社員、そしてパートで働く人々からは、「働かせ方」に疑問を感じ、声を上げ、公然と会社に異議を唱え始めた人々もいる。人間らしく生活できる働き方と、賃金・待遇のシステムは両立できるのか? 少子化の進む日本の労働市場で、活力ある働き方を模索すべく、闘いを始めた人々をドキュメントする。
           
【フリーターの逆襲 ・・・ボクは人間だ!商品じゃない!】
原油価格の高騰で、経営が苦しいガソリン系列各社。スタンドで働くスタッフの大半は、アルバイトたちに支えられてきた。正社員1人にアルバイト数名という体制を取り、朝・深夜のシフト勤務に入り、残業を強いられることも日常茶飯事だ。しかし、最近の経営環境の悪化で、スタンドの廃止、「セルフ化」が続出。スタンドの統廃合が加速しているのだ。石油メジャー系列の特約店で、B社という石油卸会社がある。関東を中心に約50ヵ所のガソリンスタンドを展開。社員175名。売上高218億円の中堅企業だ。
神奈川県内のあるスタンドで1年半、勝間田翔さん(26)はアルバイトとして働いてきた。時給1200円。しかし今年2月、突然、スタンド閉鎖とアルバイトの全員解雇を言い渡された。会社から来た解雇通知には、「原油高とサブプライム問題の影響で経営環境が不透明・・・」。実は勝間田さんたちアルバイトには、未払いの残業代があり、深夜手当も未払いだ。さらに正社員による内部告発では、会社側から、アルバイトの時間外勤務の記録を「改ざん」するよう、指示されていたというのだ。この会社には「雇用契約書」も存在せず、バイトの給料未払いは半ば公然化していた。
勝間田さんたち、アルバイトは怒り心頭だ。「アルバイトでも、正社員と同じように現場で一生懸命働いて、スタンド運営に携わってきた。ポイ捨てのように扱われて・・・。バイトだって正社員と同じ労働者じゃないかっ!」
勝間田君は立ち上がることにした。「アルバイト」の有志2人を募り、計3人で労働組合を作ったのである。彼らには、フリーター全般労組という、様々な職場で働くフリーターたちによる組合がバックアップ。会社との交渉に乗り出した。要求は未払い賃金の支払いと、解雇の撤回だ。
解雇の日。勝間田さんたちは、ガソリンスタンドでストライキを実施。会社側との、交渉を続けた。非正社員を使いコスト削減を図る企業と、不当な待遇に気づいて逆襲を始めたフリーターたち。果たして、折り合うことはできるのか?
        
【正社員の壁を崩せ! ・・・同じ仕事は同じ賃金でやる気を!】
非正社員から、賃金や待遇の不満が渦巻く中で、従来の常識を越えて働く人々のやる気を引き出し、活力を高めようとしている企業も出てきている。
大手生活雑貨店のロフトでは、今年3月から大胆な賃金・人事制度の改定に踏み切った。正社員・契約社員、パートという雇用区分をなくし、「ロフト社員」に一本化した。すべての社員と賃金は、職務内容と勤務時間で決まるという、画期的な取り組みだ。国内の卸、小売業のパート社員比率は全体の45%に達している。さらに、今年4月からは正社員とパートの差別的な待遇を禁じる改正パート労働法が施行され、非正社員の待遇改善に取り組む企業は増えてきている。しかし、ロフトのように「パート社員」の区分を撤廃し、均等待遇を求める取り組みは異例だ。働く現場を変革するモデルケースとなるのか、各企業の人事担当者からの問い合わせも増えているという。低賃金の非正社員を手っ取り早く使うという、企業論理の転換は、大きな流れになっていくのか?
           
【契約OLたちの闘い ・・・「私たちが辞めない理由があります!】
3月4日の回で取り上げた、国際電話オペレーターの契約社員たち。闘いは、まだ続いていた。たった一人から、契約社員たちによる組合を作り、27人の仲間を募った谷岡さん(31)。朝までの仕事が終わり、組合活動をこなし、家事をする生活だ。3月下旬からこれまで、会社と2回目の団体交渉に臨んだ。会社側の対応は、どうなるか予断を許さない。会社への要求書では、「正社員との比較で月給約80%を5年で実現」を要求項目として、掲げた。さらに、パートと正社員との「均等・均衡待遇」を求めた。
4月に施行された改正パート労働法を武器に、会社側との交渉を進めている。英語もできて、仕事熱心ならもっと待遇の良い職場もある。なのになぜ、彼女たちは国際オペレーターにこだわるのか?
メンバーの中は、東大大学院卒の人もいるし、谷岡さんも四大卒だ。国際オペレーターという仕事に、彼女たちは、大きな「誇り」を感じて、仕事をしているのだ。そのことを、会社は分かってくれない、という思いが、組合運動の根底にある。結婚、子供、親の介護・・・。誰もが将来に希望や不安を抱えながら続く会社との攻防。
「ゼロ回答」を突きつけられては、今後の展望が開けない。そして、4月中旬いよいよ、会社が彼女たちに回答を出した。その結果とは?

       
追記)
ところで、提供キヤノン(笑)
     
いちおう、偽装派遣問題は終わったみたいだからいいのかな?
      
追記)
どうでもいいが勝間さんの写真をもらった先でAMLの有名人「攝津正」さんの写真を発見。三味線弾けるんですか(敬)
・・・でも、よく熱湯浴として想定されている外見に近い希ガス(いぇ漏れも人のこと言えない外見だと自覚してます(^_^;))