チベットのパンダを盗んで日本の子どもをだますな

    

    
漏れは今日日比谷にいて、なんかデモやっているな、人(含む警官)が多いなあ、とは思っていたけど、4000人も集まったんだ。会場が1350人だから動員は半分もなかったろう。すげえな!こんだけ一般の(プロ市民ではない)人を動員したことを率直に尊敬する。
あと、モーリー・ロバートソン、いつの間にかチベット問題の活動家に(笑)
            

胡主席来日に合わせチベット支援者らデモ
チベット弾圧に抗議の声、モンゴル人やウイグル人からも
藤倉 善郎(2008-05-06 16:25)
            
中国の胡錦濤(フー・チンタオ)・国家主席が6日午後、羽田空港に到着したのにあわせて、東京・新宿区の日本青年館で、チベット人とその支持者らによる大規模集会「チベットを救え!」が開かれた。在日チベット人や支援者ら1350人主催者発表)が参加した集会では、在日ジャーナリストのモーリー・ロバートソン氏と女優の池田有希子氏の司会により、チベット人や支援者グループ関係者などが次々と壇上に上がり、チベットの窮状を訴えた。
                 
 中国国家元首の来日は98年の江沢民主席以来、10年ぶり。7日には福田康夫首相が胡主席と会談し、日中関係の基本原則を確認する共同文書と、地球温暖化対策の共同声明を発表する方針とされている。4月30日に上野動物園のパンダ・リンリンが死亡したことで、日本に対する中国の「パンダ外交」もメディアがとりあげるようになった。
             
 一方、4月26日に長野であった北京五輪聖火リレーの混乱の原因となったチベット問題をめぐっては、5月4日に中国当局が、ラサ弾圧後初めてダライ・ラマ14世代理人と対談。対話継続で合意したとされるものの、中国当局側はチベット亡命政府に対して「独立運動や暴力行為扇動」を中止するよう表明するなど、一連の騒動の原因がチベット側にあるとする姿勢を崩していない。
           
大手メディアの報道は日中友好関係のアピールばかり?
               
 7日の首脳会談を前に、5月6日、Save Tibet Networkとチベット・サポート・ネットワーク・ジャパン(TSNJ)の主催で「チベットを救え! チベット問題の平和的解決を求める大集会&デモ行進」が開催された。午後0時半からスタートした集会では、チベットウイグルの取材経験もある在日ジャーナリストのモーリー・ロバートソン氏と女優の池田有希子氏が司会を務めた。
               
 会場を満員にした1350人の支援者らを前に、ロバートソン氏は、長野での聖火リレー報道について、日本の大手メディアが日本と中国の友好関係をアピールする報道ばかりをしていると指摘。しかし長野で中国人たちの横暴を一般市民が撮影した映像がYouTubeなどを通じて多くの人に共有されているとして、こう語った。
                 
大手メディアが世論を誘導する時代は終わった。日本国民は消極的でも臆病でもない。私たちは自分でものごとを考えることができるんですから
     
 その後、チベットでの死者数などが読み上げられ、黙とうが捧げられた。4月25日のチベット亡命政府発表によれば、3月10日以降、中国側の鎮圧による死者数は少なくとも203人、負傷者は1000人、拘留・逮捕者は5715人とされている。
                
「20年前のラサでの騒乱の際、胡錦濤氏はチベット人を徹底的に弾圧した功績が認められて権力の中枢へと抜擢された。その彼が国家主席となり、今度はオリンピックをめぐってチベット問題が注目された。チベット問題を平和裏に解決するためにも、この20年チベットを弾圧してきた張本人である胡主席の胸に届くよう、声を上げて生きたい」
                    
 集会の呼びかけ人として壇上に立った牧野聖修衆議院議員は、挨拶でこう語り、そのための運動を「非暴力、対話、慈悲の心」をもって行うとした。また、「われわれがこの運動をしていく上でのアゲインスト(相手)は、中国ではない。中国の権力を握っている一部の人であって、ほとんどの中国人民は仲間だ」とした。 
                   
胡主席の姿勢認めれば日本は虐殺の共犯者だ
              
 チベット亡命政府議会議長カルマ・チョペル・タグルンツァン氏も、「苦しんでいるのは私たちだけではない。一般の中国の人々も苦しみを受けている」とし、チベットに対する中国政府の姿勢は「ヒューマン・ジェノサイド(人民大虐殺)」であり、文化に対するジェノサイドであると非難。
                     
1.完全なる自治
2.ダライ・ラマチベットに戻り私たちのリーダーになること
3.チベットの領土はチベットに人に属すること
4.中国人の方々に、チベットの地を私たちに明け渡して出て行ってもらいたい
                
 という4点を、「チベット人の心からの願い」として表明した。
                      
 ダライ・ラマの活動などを紹介する約5分間のビデオ上映の後は、チベット問題を考える議員連盟会長・枝野幸男衆議院議員が挨拶。
               
チベット問題について対話の姿勢を見せて、なんとか先送りしようというのが、今の中国政府の考えだと思う。こうした胡主席の姿勢をわが国の内閣がオーソライズ(承認)するようなことがあれば、共犯者になる。我々(日本人)がチベット虐殺の共犯者になるようなことを認めるわけにはいかない」
           
代々木公園までのデモは数千人にも
                  
 アムネスティ・インターナショナル日本チベットチームの長澤優子氏の挨拶の後、モンゴル人、ウイグル人も壇上に上がった。
                
われわれは少数民族ではありません。独立した文化を持つチベット人ウイグル人、モンゴル人です」(内モンゴル人民党幹事長日本支部代表、クレイト・フビスガル氏)
        
チベット人ウイグル人、モンゴル人が一緒に動かなければ、私たちは(中国に)消されてしまう」(世界ウイグル会議日本エージェント、イリハム・マハムティ氏)
                     
 集会アピールとして、拘束されているチベット人の解放や調査団・メディアの受け入れを求める決議文が読み上げられ、チベットの歌「ロンショー」を在日チベット人たちが歌いあげて、集会は午後2時過ぎに閉幕。会場に入りきれず隣接する公園で待ち構えていた支援者らと合流して、代々木公園を目指してデモ行進に移った。
                 
デモ隊全体の人数はまだ把握できていませんが、集会の会場に入れた人数よりはるかに多い。4000人くらいいるかもしれない」(スタッフ)
              
 引き続き、デモ隊と、その後予定されている集会、キャンドルライティングを追う。
                
TITLE:胡主席来日に合わせチベット支援者らデモ - OhmyNews:オーマイニュース
URL:http://www.ohmynews.co.jp/news/20080506/24614