原爆特集@J−wave

       
竹内薫さんは僕のもっとも尊敬するライターのひとりだ。だけど金曜日のこの時間はなかなかラジオを聴けないので久しぶり。
「原爆が悪い日本にとどめを刺したので戦争が終わった」というのがGHQの公式見解だから、ピースボートの代表がそれを否定したのは意外だった。もちろん核武装論を封じる意図があるんだろうけど、認識は間違いじゃない。しかも日米安保=容核であることの指摘はいままでタブーだった。だって憲法9条日米安保アメリカの核の傘とセットだという指摘は自主国防に繋がるからね。まぁ結論は違っても、こういう認識が一致するサヨクとは議論してもいいなと思わせる。
       
(1)原爆は戦争を終わらせるためではなく、ソ連への牽制で落とされた。
(2)戦争を終わらせる効果があったとしても、許されない兵器。
       
広島市長「こんな発言許していれば核保有論が広まってしまう」
川崎哲「中国韓国では原爆のおかげで日本からの解放につながったと思う人がいるが、その人たちは「被爆の実相」を知らない。」
「日本はアメリカの核の傘に守られている=日本防衛のためにアメリカが核を使うことを許容している。」
核兵器を使いたい国は被害を小さくいいたがる。それがショウガナイ発言につながっている。」
       

『しょうがないではすまされない!原爆2007』
                         
今週の15 minutesは、『しょうがないではすまされない!原爆2007』と題して、毎日違ったテーマで、核や原爆について考えます。最終日の今日のテーマは、「世界中からなぜ核兵器は無くならないのか?」です。久間前防衛大臣の原爆投下はしょうがない発言は被爆地・広島や長崎だけでなく日本中に衝撃と怒りを広げました。この発言に対しては様々な批判が今なおくすぶっていますが、重要な問題の一つは、久間前大臣の「歴史認識の間違い」です。久間発言のどこが歴史的に見て間違っていたのでしょうか?
そこで今夜は、『核拡散〜軍縮の風は起こせるのか』の著者で、NGOピースボート」の共同代表・川崎哲さんをスタジオにお招きして、お話を伺っていきたいと思います。