中国の恐ろしさとはなにか

         
こういうことを書くから右翼反中厨とか思われるのだが、違います!(キッパリ)
最近ソエジーが「中国は一言で言うと恐ろしい国です」とよく唱えている。
じつは僕もそう思う。         
しかしそれは「中国民族の特性」とか「中国人の性格」とか、民族論や人種論的なそういうものの恐ろしさではない。
なんというか「中国」と呼ばれている「空間」に淵源する恐ろしさなのだ。
ちょっとボードリアールの言った「沙漠」というものに近いかも。
長沼伸一郎さんなら「コラプサー」というかな。
あるいは国際派商社マンさんのいう「無重力空間」か。
                
うまくいえないが、逆に言えばこういうことだと思う。
なんとなく日本人は、中国人という民族がいて、その民族は長い歴史をもち、現在は中国という国にまとまっている、と考える。
しかし本当は中国人という民族はなく、歴史すらなく、ただヒトの群れがあるだけなのだ。
たとえばいまから2000年後のアメリカを想像してみよう。
              
少し前、中国では盲流といわれた人間集団があった。
じつはそれが「中国人」と呼ばれている人間集団の本質なのではないか。
そして「中国」の恐ろしさとは文化もモラルも宗教も全て飲み込むブラックホールに生きる「人間」の恐ろしさなのではないだろうか?