究極のサラリーマン

   
公権力を握るのは、公共空間を維持するため・・・のはずだが、実際にはおまんまのためである。いくら公が侵されても、卑屈にへつらい、ただただサラリーマンとしての平穏だけを願う。公務員からして世を正す気概のかけらもない。
   

徳島市の市立小学校で児童の父親が約2年間にわたって教職員を脅すなど威圧的な行為を続け、夏休みには研修名目で全教師が集められ、半日間にわたり「説教」を聞かせられるなどしていたことがわかった。この父親はその後、校長らに対する恐喝容疑で逮捕され、起訴された。
   
起訴されたのは同市住吉4丁目、コンパニオン派遣業中村和夫被告(45)。7月下旬、「担任を代えろ」と校長らを脅し、校長と長男の担任教諭から現金80万円を脅し取るなどしたとされる。9日の初公判で中村被告は起訴事実を認めた。

学校などによると、中村被告は約2年前からささいなことでクレームをつけるようになり、次第にネクタイをつかむなど暴力をふるうようになった。夕方に学校に来て、翌朝まで校長室で怒鳴ったり、文句をいったりすることが何度もあり、今年7月には数日間続いたという。検察は「みんなが恐れ、被告が教職員を牛耳る異常な状態になっていた」と指摘した。

「研修」は本来は個人情報保護に関するもので一部の教師が出席する予定だったが、これを知った中村被告が校長に全教員(約30人)を集めることを要求。「説教」は学校への不満が中心で、教師は一人ずつ順番に立ち反省を述べさせられた。同市教委職員も立ち会っていたが、だまって見ていたらしい。

http://www.asahi.com/national/update/1110/OSK200511090066.html

徳島の小学校居座り:校長らを恐喝、
起訴事実認める−−初公判で被告 /徳島
徳島市内の小学校の校長室に長時間居座り、校長らから現金80万円を脅し取ったなどとして、恐喝などの罪に問われている同市住吉4のコンパニオン派遣業、中村和夫被告(45)に対する初公判が9日、徳島地裁(岡田信裁判官)であり、中村被告は起訴事実を全面的に認めた。

起訴状によると、中村被告は7月22日夕方から23日夜にかけて、市内の小学校校長室に居座り、子どもの担任教諭を替えるよう求め、暴力団員の名刺を出して「ひと思いに殺したろか」などと言いながら、校長の顔や腹を殴った。さらに数日後、校長と担任教諭から80万円を脅し取り、他の教諭をファイルで殴って5日間のけがを負わせた。

検察側は冒頭陳述で、中村被告が03年4月ごろから同校にクレームをつけ、教諭らを脅していたことや、今年1月ごろに仕事の依頼が全くなくなったため、校長らから金を脅し取ろうとしたことなどを指摘した。【加藤明子

毎日新聞 2005年11月10日
http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/bebe/news/20051110ddlk36040410000c.html