SAPIO 20060125
SAPIOは外聞の良くない雑誌だ。読んでいる人は右翼だと思われる。僕は電車内では読む勇気がない。しかし軽く読める雑誌の中では外国事情について一番充実しているのではないだろうか。
◆SIMULATION REPORT:「日はまた昇るのか」−これからの「国家の浮沈」はここで決まる 大予言!「上流国家」「下流国家」
[経済成長]日本は「日はまた沈む」から「日はまた昇る」に変身を遂げた/ビル・エモット[品格]「国家の品格」を保つ“4つの指標”を失った日本はこのままでは「下流国家」に転落する/藤原正彦
話題の藤原さん。
[米国]唯一の超大国アメリカも「覇権国家」衰退の道をたどる/猿谷要
猿谷さんは僕が米国に興味を持った頃にお世話になった人だ。
[ワシントン発]独シュレーダー退陣、仏シラク時代終焉で始まる新たな米欧関係に注目せよ/古森義久
[北朝鮮]迷走する後継者問題が象徴する金日成派vs正日派「最後の暗闘」/李英和
[南北朝鮮]戦略なき南北統一は韓国を破滅に導くだけだ/朴聖祚
[中東]「独裁か、それとも原理主義か」の選択肢しか持たない
「オールド・アラブ」の没落が始まった/落合信彦
[移民政策]外国人労働者や移民の受け入れは拙速な議論で進められるべきではない/佐野哲[マネー]株価2万円突破で逃げ出す外国人投資家にババを掴まされるな/大前研一
◆特別寄稿 反日中国の虚妄を撃つ
中国人民は「靖國参拝」を糾弾する前に7000万人を虐殺した毛沢東の肖像を引きずり降ろせ/井沢元彦
◆SPECIAL REPORT:
「農民暴動」「反日」「民族紛争」……チャイナ・リスクの水位は決壊寸前だ 中国「大動乱」カウントダウン
[台湾海峡]ミサイル恫喝から10年−中国の米空母無力化戦略はここまで進んだ/ジョン・タシク
[民族運動]“国際テロ組織”と名指しされたウイグル独立闘争のリーダーを直撃「中国こそ東トルキスタンに押し入った泥棒だ」/押田明子
[格差社会]爆発的に増加する農民暴動は共産党支配が終わらない限り収まらない/程暁農[情報戦]東京裁判から慰安婦・靖國まで中国反日プロパガンダの「現在」「過去」「未来」/兵頭二十八[消費者]官・民・マスコミ一体となった「クレーム&リコール」が日本企業を襲う/筧武雄
[袋小路]「靖國問題」「台湾独立」「東シナ海ガス田」……「日中言論バトル」で中国代表は反論を諦めた/潮匡人