調べてみて知ったのだが、宮家は子無が多い。23宮家のうち12も。女の子しかいないのが4宮家。残る7宮家に男系子孫がいる。
しかし昭和天皇の兄弟はなにをさぼっていたのか。折角兄弟が多かったのに片っ端から子供無しなんだもの。
僕は伝統というのものは油断大敵の法灯のように超歴史的な流れを一時引き継いで引き渡してゆくことに意味があると考えている。法灯なんぞくだらないと言えばそれまでだが、そんなことを言えば人間の営みなんて一面ではなんだってくだらないと言える。だから時代を超えて受け継がれてきたものは、疑いようない害悪でない限り尊重すべきだと思う。その意味で男系男子のみで公称2600年存続してきたことの意味は重い。現世代の浅知恵で勝手に改変すべきではない。しかし、実際問題現代の天皇制のスタイルでは早晩子孫問題に行き当たるのは見えていたし、実際そうなってしまった。単に天皇家の血を引き継いだ男系男子というだけならいまでも旧7宮家の子孫が現存するようだが、仮にそちらへ継承されたとして、すると明治天皇の血統が途絶えるのであろうか?現在の国民はほとんどが漠然とした天皇家への崇敬の念をもっていると、僕は思う。しかしそれは明治から昭和に至る激動の日本近代史の象徴としての感情に由来している部分が少なくないだろう。単に過去の天皇の血を継いでいるだけではないのだ。そういう意味では現在の天皇家にはカリスマがある。皇統転換ともなれば、血は続くがカリスマは断絶する。カリスマか血か。話はそれほど簡単ではない。
■天皇家の男系の血筋
●天皇家
天皇家 断絶?(1女)
●現存する宮家
秋篠宮 断絶(2女)
常陸宮 断絶(子無)
三笠宮 断絶(子無)
桂宮 断絶(子無)
高円宮 断絶(3女)
●過去に存在した宮家
常盤井宮 断絶(子無)
木寺宮 断絶(子無)
小松宮 断絶
有栖川宮 断絶
華頂宮 断絶
伏見宮 存続?★
閑院宮 断絶
山階宮 存続 ★
賀陽宮 存続 ★
梨本宮 断絶(女系)
北白川宮 断絶(女系)
東伏見宮 断絶
久邇宮 存続?★
朝香宮 存続 ★
東久邇宮 存続 ★
竹田宮 存続 ★
秩父宮 断絶
高松宮 断絶
追記)
もっともこれを解決する方法はなくはない。旧宮家の人間に愛子内親王と結婚してもらえばいいのだ。しかし生まれたばかりの女の子に許嫁を設定するなんて現代の人権感覚では許されないからとても公表できないだろうなあ。すると、そもそもなんで小和田雅子なんかと結婚させたんだ、と権力の側の思惑を疑いたくなる。若くて子供をころころ生むような人を選んで1ダースぐらい生んでもらえば良かったのだ。そうすれば確率的に何人かは男子が誕生したのに。もしかして皇統断絶を企んだ陰謀か?外務省は創価学会が多いというからなあ。。。
Q. 旧皇族って、
遠い親戚でどこの馬の骨かもわからない人たちなんでしょ?A. いいえ、最も有力な旧皇族は、昭和天皇の孫と曾孫たちです。
昭和天皇の初孫である東久邇宮信彦王やその弟たちと、彼らの子供たちになります。
つまり、子供たちは、愛子内親王と同じく昭和天皇の曾孫なのです。そして、
東久邇征彦氏 1973/04/03生まれ
東久邇照彦氏 1979/05/11生まれ
壬生基成氏 1979/09/22生まれ
東久邇睦彦氏 1980/11/13生まれ
壬生基敦氏 1982/05/08生まれ
以上のように5人の男子がおり、曾祖父は東久邇宮稔彦王(戦後初の首相)で、
皇族の男系男子でありますから、皇位継承に全く問題はありません。Q. ではどうして、現在、彼らは皇族ではないの?
A. 日本が第二次世界大戦で敗北し、戦後しばらく連合軍に占領されていたためです。
その際にGHQの指示により、彼らの祖父や父が皇籍離脱させられてしまいました。
このように日本が占領されていた時代の特殊な事情によるものですから、
愛子内親王と同じく昭和天皇の曾孫である彼らの皇籍復帰は問題ないと思われます。
(過去にも、皇籍復帰して天皇になった例はあります。宇多天皇や醍醐天皇など。)
現実的には、これから生まれてくる世代に限定する案も考えられます。