野田プロセス

着ぐるみだったのか。どうりでブヨブヨしてるわけだ。。。

山崎元のマルチスコープ
【第207回】 2011年11月16日 山崎元
TPP参加の意向表明に至った
「野田プロセス」の嫌な感じ
http://diamond.jp/articles/-/14889
(略)
 重要な問題について、実質的にははっきりした権限も結論も出ない会議だけを行なって、スケジュールに合わせて「首相の判断」を出し、なし崩しに官僚の筋書き通りに物事が進む。付け加えると、大手メディアは、これらの経緯を、いかにも実質的な議論が行われて政治家が物事をきめているかのように協賛報道する。しかし、落としどころは、予めすっかり決められている。これが典型的な「野田プロセス」による物事の進み方だ。
(略)
 今回のTPP問題で見られた「野田プロセス」を、消費税率引き上げや、年金改革のような重要問題で、再び発動されてもいいものだろうか。
 この「野田プロセス」では、まず、実質的な決定者が隠れることで決定者と責任者とが分離する点が拙い。首相は、不都合なら降ろせばいい連続ドラマの俳優のようなものであって、実際にストーリーを決めるプロデューサーや脚本家の立場の人々は、失敗しても責任を問われない。
(略)