トッドはニザンの孫だった!


 
知らんかった・・・

実践ビジネススクール
2011年 11月 7日核兵器よりも原発のほうが危険
E・トッドが大予言 ユーロ消滅、中国暴走、日本復活【1】
http://president.jp.reuters.com/article/2011/11/07/959B37C6-0101-11E1-8AD0-B9193F99CD51.php
(略)
――数年前、トッドさんは、「日本は軍事用原子力である核武装について検討したほうがよいのではないか」と発言され、日本の世論は心底驚きました。
 
戦後、日本を守ってくれていたアメリカは衰退期に入っています。一方で、中国はあらゆる面で暴走寸前。よって、日本を取り巻く国際的な環境は、今後ますます不安定になる恐れがあります。だからこそ、日本は核武装について真剣に考えてみる必要があると思います。今回の原発事故ではっきりしたことは、「民生用原子力」(原発などで利用される原子力技術)は、「軍事用原子力」よりも危険だということです。
(略)
少子高齢化の現象はまだ始まったばかり
E・トッドが大予言 ユーロ消滅、中国暴走、日本復活【2】
http://president.jp.reuters.com/article/2011/11/08/F9D3758E-0104-11E1-8AD0-B9193F99CD51.php
(略)
 人口の少子高齢化は先進国共通の問題とはいえ、人口が減少しはじめた日本の状況は、かなり厳しいといえます。さらに日本には、他の先進国には見られない特殊な事情があります。

――それは何でしょうか。

 移民の受け入れです。例えば、ドイツと日本は、合計特殊出生率、年齢の中央値、家族形態など、かなり似通っています。しかし現在、ドイツはフランスよりも多くの移民を受け入れています。ドイツへの移民といえば、トルコ人を思い浮かべますが、いまや彼らは多数派ではありません。東欧諸国、そしてロシアからも大量の移民が押し寄せています。つまりドイツでは、「移民」とはドイツ人と容姿の異なるトルコ人を指し、自分たちと容姿の似た移民については、深く考えないようにしているのです。私はドイツの移民受け入れを、「忘却型の移民モデル」と呼んでいます(笑)。
(略)
日本の移民受け入れは、ドイツの忘却型モデルで
E・トッドが大予言 ユーロ消滅、中国暴走、日本復活【3】
http://president.jp.reuters.com/article/2011/11/09/A77606FC-0105-11E1-9D1C-70183F99CD51.php
(略)
 率直に言って、フランス型移民モデルは、日本にお勧めできません。ドイツが東欧諸国からの移民を大量に受け入れているように、日本も自分たちと身体的特徴の似通ったアジア系の移民を受け入れて、「忘れやすい移民」という、忘却型モデルを採用することになるのではないでしょうか。
(略)
――そうはいっても、ヨーロッパはユーロのおかげで、グローバル化の波に乗れたのではないですか。
 
 それはまったく逆の解釈です。トップは、ドイツ、2位はフランス、最下位はギリシャといったように、ユーロはユーロ圏に属する国を序列化しただけです。経済力や文化が異なるのに、ヨーロッパ共通の通貨政策など、機能するわけがありません。ユーロを創設したエリート層は、自分たちが犯した失敗をなかなか認めようとせずに、意固地になっているだけです。これはまさにフランスが植民地撤退の決断が遅れたのと同じ構図です。
(略)